宇治川LINE[80km] – [2]

石山寺から先の道は、徐々に歩道がなくなっていき、
大型トラックが幅を利かせ始める。
熊野ほどではないが、相当危ない。
このルートおそらく3?4回目なのだが、よく見ると、
少々遠回りながら瀬田川の東側を通るルートもあることがわかった。
軽い山越えも含みつつ、集落を経由し、迂回する道なのだけど、
遠目で見るに、車が全く走っておらず(少なくとも乗用車のみ)
…次回は向こうを通ろうと深く決心する…間もなく、
後方からの大型トラックに、神経をすり減らす。
長い距離を走るよりも、
こういう作業の方がよっぽどつらい。

途中鹿跳橋(滋賀県大津市大石東)にてルートが、
川沿いと、少し山沿いとに分かれるのだが、
好奇心も手伝って未知のルート、山沿い側へ向かう。
思えばこれが災難の始まりだったのだなぁ…

このルートは少々遠回りになり、一つ山越えはあるものの、
車はほとんど通らず、その割に道はよく、木陰で涼しく、
言うことがない。
ここへ来てようやく、そうそう、こういうのをしたかったんだよ…
などと、汗をだらだらかいて必死でこぎながら、
幸せそうに笑ってみる(少し怖い(笑))

が、それも束の間。大津カントリークラブの手前の、
土砂採集地?の入り口付近の砂利道で、
石を踏んだか?スリップしたせいか?
確かな感触とともに、後輪がパンクする。
オーバーホールしたばかりだし、
パンク自体が理解できなかったが、
理由はどうあれ、パンクしたことは事実で、ピンチなのも事実である。
そして、当然周りには民家はなく、
宇治市までは15kmほど、石山までも同じ程度。
考えると少し凹むが、
いつも6km歩いて帰宅しているという自信もあったし、
後に戻るよりは先に進むべき、という判断で、
宇治市まで押して歩いていくことにする。(11時半)