根本的に間違っている、と、
僕が思っていることがある。
世界貿易センタービルで多くの方が亡くなったことと
アフガニスタンにおけるアメリカによる虐殺とは、
実は何の必然性もない、ということ。
正義を主張しさえすれば、
被害者は殺人者を殺害できるのだろうか。
個人で否定されることも、国家であれば正当化されるのか。
戦争?ではない。虐殺だ。
『アメリカ的でないモノ』の排除、
ナチスによるユダヤ人排斥、ホロコースト、と
余り変わらない気がする。
『あの日』以来、アメリカは、
隠していた牙を世界に向けてむき始めた。
イラク爆撃にしてもそうだ。
なぜ、大量破壊兵器を製造しているから
打倒しなくてはならないのか。
アメリカはどうなんだ、と問いたい。
フランスは、中国は、ロシアは、インドは?
生物兵器で有れば、
アメリカだって大量に所持しているはずだし、
説得力がない。
結局はアメリカ的ならざるモノは
排除される。
911『事件』を解決するには、
アフガニスタンに派兵するしか手はなかったのか。
タリバーンと戦争したり、
結婚式場を爆撃する必要はあるのか。
911以来、僕はアメリカを信用できなくなった。
それは、亡くなった人への追悼の心とは
なんの関係もない。
テロ撲滅への希望とも関係がない。
『二度とこのような事態を引き起こさないように』
ブッシュ大統領はそう語ったが、
一番必要なことはアメリカの変化ではないのか。
911以来、アメリカ人の使う『正義』と『平和』、
この2つの単語が凄く軽く聞こえる。
アメリカは、この2つの単語の価値を、地に落とした。
テロへの憎しみ、
暴\力反対、
それとは関係ないところで、
僕はアメリカを許せない。
1つの見方として、アメリカがアメリカ人を殺したとも言えるのに
そんなことを言うヤツはいない。
『二度とこのような事態を引き起こさないように
軍事力で対抗する』
これが血の通った人間の言う言葉か?
絶対に許さないし、
絶対に信用しない。