the note

だれにもみせたことのないノートを
ぱらぱらぱら、とめくって、ことばをえらぶ。
いろあせているようで、
よけいにきわだってみえる
むかしの、ことば。

ぼくはぼくであってかわらないのに
そのぼくにさとされたり、ひなんされたり、ほめられたりする
ぼく。

ふしぎな、ノート。