『ストッパー毒島』、読了。

『BECK』『ゴリラーマン』の作者でもある、 ハロルド作石の野球漫画、『ストッパー毒島』をようやく全巻読み終わる。 『BECK』同様、作者の、野球への愛情が凄く伝わってきて、 もちろん気付かずに流して読めば流れていってしまうのだけど、 細かいエピソードや、キャラクター、 要するに、ウェイク国吉のモデルが、ボストンのティム・ウェイクフィールドだとか、 コレは後でナックル・ボーラーとして再生することからわかるんだけど、 助っ人の説明で、『ティム…』までしか言わせていないとか(笑)

続きを読む

BARKS – ロットングラフティー : ロットングラフティー vs マンガ家・ハロルド作石、対談!

BARKS – ロットングラフティー : ロットングラフティー vs マンガ家・ハロルド作石、対談!
4月に1stフルアルバム『CLSSICK』をリリースし、現在全国ツアー真っ最中のロットングラフティー。 その合間を縫って、なんと!『BECK』『ゴリラーマン』『ストッパー毒島』で有名な マンガ家・ハロルド作石氏との対談を敢行!
なんとなく、ハロルド作石情報を探してたら、 (『ストッパー毒島』って全何巻だっけ、と思って) こんなインタビューを見つけてしまった(笑) 短いけど(対談、なんだからもっと長くやって欲しかった)、 なかなか面白いエピソードがあるんで、よかったらどぞ。 (KC15巻 P.102のバンが燃えるエピソードの元ネタ) そういえば、BECKにも、ロットンぽいの出てるね。 バンド自体は出てこないけど、 BECKのライブのバンドの中に、『ライドン・グラフティー』(KC16巻 P.50) 知り合いだったんだ(笑)

続きを読む

BECK

月刊マガジン(*1)で連載中の、BECK(著:ハロルド作石(*2))。 恐らく、2年以上は、連載を追っかけているし、 毎月、このマンガと、あともう一つを読むためだけに、 月マガを立ち読みしていると言っても過言ではないのだけど、 (そのうち、読んでいるマンガについて列挙してみたいが) 今まで、単行本を買おうとは思ってはいた。 でも、なかなか機会がなくて。 旅先で、移動時間とか暇だったので(持っていった本はあっという間に読破した) 新宮の新古書店で、BECK1-5巻を購入。はまる。 実は、連載初期って読んでなかったのね。1年分くらい。 その後、青春18切符なのを良いことに、 マンガを買うためだけに串本から新宮まで赴き(笑) 8巻まで購入。それ以上は重くなるだけなので、断念。 京都に帰ってきてから、現在の最新刊(23巻)まで購入。 何が良いかって…うーん、なんだろうね? 確かに音はないので、見ようによってはひどく馬鹿馬鹿しくも映るかも。 でも、逆に言うと、どんな音がはまっても良いんじゃないかな。 主人公が才能に恵まれているのは、いかにも漫画的だけど、 それを生かす環境には恵まれていない、 というかバンドは、連載開始以来(竜介とエイジが別れて以来)、 ずっと苦境に立たされてるし(笑) その辺が、ご都合主義じゃなくて、白けさせない。 ていうかやっぱり、音楽を想像させる描写が凄いんだと思うんだよね。 単純にライブの盛り上がりを欠くだけじゃなくて、 まるで映画のカット割りのような表現方法とか、 または、自分だったらBGMがあるようなシチュエーションとか そう、ちょうどね、サイレントムービーみたいだ、と思った。 アニメ化もされているし、 トリビュートサントラも出てるんだけど(そして評価も悪くない) それらの評価はあくまで、想像の上に成り立ってるんであって、 特にマンガを補完するようなこともないかなと。 んー…ひさびさにはまったマンガだ。 音楽に対する愛も深いしね。 ジャケのパロディを毎回載せるとか。 ジェネレーション69(*3)とか! そういう遊び心、も大好き。

注釈
*1) 月刊マガジン: 講談社出版の少年漫画誌。毎月6日(曜日によって前後あり)発売。略称は月マガ。
*2) ハロルド作石: 代表作は、『ストッパー毒島』『ゴリラーマン』。ちなみに、『ゴリラーマン』は高校の頃好きで読んた…が、全然気付かなかった(苦笑)『BECK』とは作風が大きく違ってるし…言われれば確かにそうなんだけど。『BECK』では、表情、情景、その他多くの描写が素晴らしいと思う。情景を通して、音を想像させる力がある。
*3) ジェネレーション69: 作中に出てくる、有名パンクバンド。実際のモデルは『ハイロウズ』らしく、メンバーの絵は激似。『『ジェネレーション69』がいなかったら、俺は人生やれてなかった気がする…』という千葉のコメントには、深い共感を覚える。

続きを読む