個人タクシーを選べる時代が来るか

乗車拒否をするタクシーのイラスト(男性)
自家用車を所有していない関係で、イベント出店など大きな荷物を持って移動する際にタクシーを利用する機会が多いのですが、我が家ではもっぱらMKタクシーさんを利用しています。MKタクシーさんと言えば従来の「タクシー運転手」の印象を覆すその接客。「タクシー運転手経験者は採用しない」「未経験者をイチから教育する」という方針の下揃えられた運転手さんの中には道に不慣れな人だったり、接客が横柄な人だったりもいますが、概ねいわゆる「タクシー運転手」とはかけ離れた丁寧な言動が目立ってとても印象が良いです。値段も安いしね。クレジットカードも使えるし。アプリも便利だし。最近だとUberにも対応しました。京都にMKタクシーがあってほんと良かった。



ただそのMKタクシーですが、タクシー乗り場に並ばないんですね。送迎と流しのみの営業。だから乗ろうと思ったら予約するか、走っているのを捕まえるしか無いんですが、夕方から夜に掛けての時間帯はなかなかつかまらないので、急いでるときや疲れているときなどは他のタクシー会社さんも利用します。接客などタクシー運転手独特のくせがある対応が多いのですが、観光客が多いからかどの運転手さんも概ね親切。ただ安い初乗り料金に反して引くほどあっという間に上がる運賃とがネックで、かろうじて許容出来るのは彌榮タクシーさんぐらいかな。彌榮タクシーは台数も多いし、つかまえやすいんですよね。



そして、急いでいるのにどーーーーしてもタクシーが捕まらないとき。そういうときは仕方がないのでさらにそれ以外のタクシーも利用します。どの会社のタクシーも捕まらなくて何分も待たされてそこへ個人タクシーがやってきたら……

A. 乗る
B. 乗らない

答えは、乗らない。乗るぐらいだったらもう歩きます。歩いてる内にまた他のタクシーが来るかも知れないし。



何が嫌かというとなんだろうなあ、いろいろ適当な人が多い印象なんですよね。最近のタクシーは禁煙車両がほとんどですが(2020年4月1日から法律で喫煙が禁止されます)、個人タクシーはそうでもない。運が悪いと普通に喫煙するタクシーに当たってしまうし、客を乗せている間は喫煙こそしないもののそれ以外の時間や車外で煙草を吸って非常にたばこ臭い場合など、そうでなくても外れを引く可能性が高い。接客もまちまちで、素晴らしい運転手さんも中にはいるんだろうとは思うけれど、とんでもない人に当たってしまうリスクもありなんとも……元々極上の接客を求めてタクシーに乗るわけじゃないので別に普通ならそれでいいんだけど、リスクは低い方が好ましい。そういう点で個人タクシーは微妙。

Uberの時代になると、個人タクシーも「個人タクシー」という一括りでは無くて、1人1人独立した個人として認識されるようになりますよね。今でもUberアプリ上では既にMKタクシーの運転手に☆が付けられている状態ですが、これがもっと広がってきちんとした個人タクシーがきちんと評価される時代になったら、個人タクシーに乗ってみても良いかなとは思っています。なんでも評価する時代って怖いけどね。でもこれだけは。



というわけで、腕に自信のある個人タクシーはどんどんUberを導入するべきだと思うし、Uberも個人タクシーに的を絞って売り込みをしていくべきだと思います。将来、本当にそういう時代が来るんだろうか。評判になって会社から独立する運転手なんかも出てくるのかな。