横断歩道の前で止まる車のイラスト



昨日書いた記事について、「「信号のない横断歩道」についてのものですが、これが「信号のない交差点」であっても同じこと、とあるが同じではない」という趣旨の補足のツイートをいただいたので追記します。

【今日のニュースから】信号機のない横断歩道での停止義務について | mutter

そうですね。

  • 信号機のない横断歩道 → 歩行者が立っていたら停止する義務がある
  • 信号機のない交差点 → 歩行者の横断を妨害してはならない。停止義務はない

ですので、法律的な意味で両者は同じではありません。
十分理解した上で「(歩行者が脅かされている状況が)同じ」と書いたつもりですが上手く伝わらなかったようです。

補足ツイートに連続して「信号機のない交差点では停止義務はなく妨害しなければ良いだけだから、危険な横断に対してはクラクションを鳴らして阻止する」「横断歩道か信号機のある交差点へ行け」というコメントもありました。一般論として理解出来ますが、僕の記事の観点からすると残念ながら的外れです。恐らく想定している交差点に違いがありすぎるようですね。


僕が想定していた「信号機のない交差点」は京都の街中にあるこういう交差点ですね。





通常信号機のない交差点というのは、それなりの理由があって信号機が設置されていないわけで、車の通りが少なく比較的安全、見通しが良く事故の回避が比較的簡単などの要件を満たしていると思うのですが、京都の街中においては、

  • 道幅が狭い
  • 横断歩道がない
  • 信号機がない
  • 自動車の交通量が多い
  • 人通りが多い

という交差点が無数にあります。それらの場所に対して「横断歩道を渡れ」「信号機のある交差点へ行け」と指摘するのは法律に照らした一般論として妥当であったとしても、現実的ではありません。

上で掲載した場所も同じです。しかもここは通学路、通勤路になっていて歩行者が多く、また付近に高齢者が多い地域でもあります。そしてこの交差点には一時停止義務があるのですが、半数近い車は停止線では止まらず、交差点真ん中まで進入しようとします(見通しが悪いためでしょう)。徐行するだけで停止しない車も多いのです。


さて、こうした交差点において、「歩行者が立っていても停止義務はないから、自動車はクラクションを鳴らして進めば良いのだ」といいきれるでしょうか。狭く歩行者も自動車も多い交差点では、「横断している人間」と「横断しようとしている人間」の境界線が曖昧です。まだ道路に出ていない歩行者の前に鼻面を突っ込み通り抜けようとする行為は、横断者を妨害しているのか、横断を阻止しているのか?法的な判断としてどちらが正しいか僕にはわかりませんが、安全を考えたときにどうすべきかは言わずともわかります。日常的に事故が起きてますからね。先日も通勤中に後方で悲鳴が上がり、振り返ったら女性が車に轢かれていました。横断が途切れたと思って発進した車と、横断していた女性とが接触したようです。これを「停止義務はなかったから問題なかった」と言いきれるでしょうか?「待つ必要はない」という感情が根底にあったのでは?

京都の街中に於いてその危険性に比べて事故が少ないのは、ひとえにドライバーの皆さん(少数の危険なドライバーを除くほとんどのドライバーの方)が注意深く運転してくれているおかげです。でも京都ナンバー以外の車はそんなことは知らないし、実際、ものすごく危険な動きをしている車が多いです。「こんな道、歩行者来ないだろ」という感情が透けて見えますが、めっちゃ狭いけど車も人もめっちゃおるんやって!気をつけて!そういう地域性が地域外の人間に伝わらないのは残念ですが仕方がありません。ただ現実としてこういう状況が顕在する場所はあるんですよ、ということを補足しておきます。
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