ライザップを追い込んだ、CD「新星堂」の不振 | 専門店・ブランド・消費財 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

11月14日、RIZAPグループは2019年3月期の業績見通しを下方修正、営業利益を230億円の黒字から、33億円の赤字に、一気に引き下げた。

会社側の説明によれば従来の見通しに対して、①新規M&Aの凍結で103億円、②構造改革関連費用等を含む非経常的損失が83億円、③買収企業の経営再建遅れ分が71億――などが下振れの要因になっているという。

②の「主犯」となったのが、RIZAPグループが2018年3月に買収したワンダーコーポレーションだ。わずか半年で39億円の損失を垂れ流す結果となった。



ワンダーコーポレーションが抱えているのが老舗CDショップの新星堂。
確か昼働いている店の社長もそこの出身だった気がします。
それぐらいの老舗大手。

ワンダーコーポレーションが新星堂を買収したのが2013年2月、そのワンダーコーポレーションをRIZAPが買収したのが2018年3月なので、新星堂をRIZAPが買収したわけではないけれど、先日報道されていたRIZAPの「業績が悪いところを安く買収してのれん代の差額で経常利益を大きく見せる」というM&A方針からすると、妥当ではあるんでしょうね。

ただ音楽・映像ソフト業界の苦境は今に始まったことでもないし、そこを敢えて買収するワンダーコーポレーションも苦悩の末の決断だったんだろうけど、でも個々の企業の経営が拙くて苦境に陥っているというよりは、業界の状態など経営の環境に関するマイナス要素が大きすぎて、改善するのが通常よりも難しいというか……飲食業界だと儲かってる会社もそうでない会社もあって、厳しさを増す業界でも経営者の腕次第では切り抜けられるみたいなところもあるけれど、この業界だと儲かってる人は誰もいなくて、基本が撤退戦ですよね。毎年の赤字をなるべく小さく抑えつつ経営を縮小していって、最終的に別の業態に転換できればゴールみたいな。不採算部門をどこかに売れれば尚良し。

そういう意味でいうと、不動産があるとか、投資すべき新分野を持ってるとかそういうのでなければ、買収する意味があんまり無いんですよねえ。本業の先行きは明らかに真っ暗なので。新星堂がどうなのかは調べてないから知りませんが、不動産持ってたら債務超過になんかならないわけだし、再建しようと思ったら本業を何とかしないとダメなわけか……それはしんどい。グループ企業と相互乗り入れしながら売り場を転換していけたら、それこそシナジーって言えるんでしょうけど、果たしてそこまで絵を描ける人がいるのかなあ。RIZAP本体以外はグループ意識もないだろうしなあ。


まとめ

厳しいって言われて自他共に痛感してる音楽・映像ソフト業界ですが、今さらM&Aの具にされて、苦境であることをさらに強調されるのはしんどいでしょうねえ、と思ったという話でした。知ってるっつうのな。Amazonで音楽を買ってブックレットとダウンロードコードが送られてくる時代ですよ。音楽業界が終わるわけではないけれど、音楽・映像ソフト業界は確実に終わりを迎えてますよね。それもまた仕方の無いことだと思います。新星堂の撤退戦が無事ソフトランディングできることを祈ってます。
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