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外国人労働者を増やす方向で法律が改正(正しいかどうかはともかく)されるようです。少子高齢化の影響で若年層の労働者が減少している一方で、低い待遇で労働力を確保してきた職種に今さら高い待遇を用意出来るわけもなく、業界まるごと人手不足というような状況が深刻化しているので、そこに外国人労働者を充てましょうというのが主旨かなと思います。たぶん。

現在の法律についてあまり詳しくないのですが、ハフィントンポストの記事によると


出入国管理法(入管法)改正案とは? 外国人労働者が増えるの? 成立で変わること | ハフポスト

これまで、働くことを認められていたのは医師や弁護士など17資格のみ。高い専門性を必要としない「単純労働」は、認められていなかった。ただ近年は、日本で学んだ技能を母国に伝えることを本来の目的とする「技能実習」の枠組みで滞在している外国人が、企業に事実上の単純労働者として使われている現状があった。

新制度では、日本語能力や仕事をするのに必要なスキルを試験で確かめる。合格して「特定技能」があると認められれば、就労資格を取れるという。つまり、正式に「労働者」として受け入れる幅が広がるということだ。



ということで、「高い専門性を必要としない「単純労働」」に従事する外国人にも在留資格を与えよう、5年の期間内によりハードルの高い資格(特定技能2号)を取得した場合には、高い専門性を必要としない商業に就く外国人であっても長期滞在を認めようということらしいです。

そんなことしなくても既に街に外国人労働者溢れてるけどな……?と思うんですけど、あれはあくまで他の在留資格(留学とかワーホリとか技能実習とか)で来日した外国人を雇用していたというだけで、その仕事に対して在留資格が認められていたわけではないのですね。それを規定しようというのが今回の話なのかなと(賛否両論あるみたいなのであくまで良く解釈すれば)。

でね、思うわけですよ。

身近にある人手不足の業種は、居酒屋の店員(ホールで接客する、簡単なドリンクを作る、盛り付ける、料理を運ぶなどの単純作業)と通販の梱包作業(商品を確認する、梱包する、住所を貼り付ける、運送会社に引き渡す)。今は居酒屋の方は大学生が中心、通販の方はフリーターが中心になって構成されているけど、日本語で最低限のコミュニケーションさえ出来れば、ぶっちゃけどんな人であっても別に良い。特に居酒屋の方は大学生に選り好みされてる現状があるわけだから、大学生を集めるのはもう諦めて、外国人で構成してしまえばいいんじゃないですかね?マネージメントする人間がしっかりしていれば、国籍がどうあっても店のスタイルは維持できるはず。大学生に出来るんだから。

もちろん外国人と一緒に働くというのは結構大変なことも多くて、日本語が上手く扱えない&日本の「常識」がよくわからないことで、仕事を進めるのがいちいち大変というのも聞いてます。祇園の店で台湾系のバイトに「電池を買ってきてくれ」とお金持たせてコンビニに走らせたら、京都駅のヨドバシまで行ってたとか。くっそ忙しい時間帯に。何してんだよwwwwと思うけど、でもそういうのは全く人がいないことに比べればリスクとして吸収できる範囲内のこと。近所に店長が中国系の男性でバイトも8割くらい中国系のコンビニがあるんですけど、店長の教育が良いんでしょう、その辺のダメなコンビニよりよっぽど配慮が行き届いた良い店になってて、仕事の善し悪しは国籍じゃねーよなと強く思います。


そう考えると、ちょっとしんどいなと思うような仕事、京都基準で具体的な例を挙げると、昼間の仕事で時給が最低賃金レベルの仕事(時給890円または900円程度)、夜から深夜に掛けての仕事で時給が1,000円程度の仕事にはあまり求人が集まらない傾向があるので、そういうのはどんどん外国人になっていくんだろうねと。今いる居酒屋だって、コンサルタントがそういう方面とコネクション持つようになればそういう方針になって、外国人が入ってくるようになるだろうし、コンサルタントは合理的な人だから十分あり得る。店だって大学生に頭下げてシフトは入ってもらう必要が無くなるし、テスト期間明けて帰ってきたら自分が入るシフトがなくなってたなんてことも起こるでしょう。僕みたいな30代後半になってバイトを始めるなんてのも難しくなるかもね。日本人にとってしんどい局面もあるかも知れないけど、でもまあねえ、仕事の内容と待遇考えたら妥当な結果だよなとは思います。

じゃあどうするかって言えば、資格を取得するか技術を磨くかして、より上の仕事に就けるよう努力しろって話なんですよね。僕の場合今は単純作業の一つ上の段階、料理の出来にダイレクトに影響するポジションにいるので同じ水準ではないけれど、でもそこを任されるようになったのも、

  • 下のポジションで2年間実績を積んだ
  • 正社員が不足していてそのポジションを出来る人間がいなくなった

ということがあったからで、それがなければやっぱり外国人労働者と同列の存在だったでしょうし、もし今別の店舗に移ったとしたらそれはそれでまた下のポジションになるだろうから、まあそういうことですよね。もう日本というのは構造的にそういうことになってる、つまり、特定の業種に於いてはまともな待遇で人を雇用することが不可能になっているので、そこにその条件でも働いてくれる外国人労働者を充てるしかない。外国人労働者に仕事を奪われそうな人たちは、稼ぐ方法を死ぬ気で考えろってことになるのかなと。雇われて安心してんじゃねえと。まあそうなるよなあ。


居酒屋の仕事の方は時間掛けて徐々にフェードアウトして行ってるので影響は大きくないけれど、もうひとつくらい収入の柱を立てないと生活が安定しないし、Webエンジニアに依存するのは嫌なので、試行錯誤中。単純に飲食店の募集に応募するって言うのでも良いんですけどね。やっぱちょっと我慢して頑張って調理師免許取って、少し良い待遇の仕事(公共施設の食堂や給食、社員食堂とか)見つけるしかないかな。うーん。
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