本当は読んだ直後に感想を書こうと思ったのですけど、予想以上に感情的になってしまったので(疲れてたからかな)少し時間を置いて翌日書いてます。


読了後の率直な感想は、たぶんみんな同じだと思うけれど、


なんとなくそうなるだろうと思ってた。


そうなるだろうな、とは思っていたし、希望に満ちあふれた未来を期待していただろうかというと決してそうではなかったけれど、実際に「終わり」を目にすると、わかっていたはずなのに、なんとも言えない喪失感と寂寥感を感じました。特にテッケンクラートとの別れとなる「喪失」と、そこから最上層目指して暗闇を歩く2人の心象描写、それを経てからの最上層の描写が素晴らしく、単純な「終わり」というよりは「解放」に近い。

物語が始まって初めて見る「チトとユーリのいない世界」は、悲しい世界というよりは「本来あるべきだった世界」に近く、彼女らは消えていく泡の最後の1つで、でもその最後の最後まで一生懸命に生き、おじいさんとの別れから長く続いた先も相手も見えない「戦い」からやっと解放されたのだと。

そう感じたとき、失った寂しさと同時に、2人がそこに落ち着くことが出来た安心感に似た何かを感じて、心に何かが落ち、次第に波紋が収まってくような、静かなショックを感じました。決して「ハッピー」ではないかも知れないけれど、きっとこれで良かったんだろう。これで良かったんだと、思ってあげたい。


2人が、幸せな世界で暮らせていますように。。
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