「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2018年7月のデータを掲載)

国会議事堂

内閣支持率のグラフを更新しました。


使用データ

政治意識月例調査 | NHK放送文化研究所

内閣支持率


44→38→38→38→44


3ヶ月間の不支持率優位を経て、4ヶ月ぶりに支持が不支持を上回りました。これに関する記事、


内閣支持率 4か月ぶり「支持する」が上回る NHK世論調査 | NHKニュース

NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より6ポイント上がって44%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は5ポイント下がって39%で、4か月ぶりに「支持する」が「支持しない」を上回りました。



これを読む限り安倍内閣に特別評価する点があったというわけではなく、ここの政策や政治問題に対しては反対意見が多いものの、他の人にやらせるよりはマシという言わば敵失的な支持率アップだったことがわかります。まあそうねえ。何が評価されて44%になってんのかさっぱりわかりませんよね。軽薄で採り上げやすい政治問題ばかりフォーカスして、重要な論点を深めることをしない野党やマスメディアにも問題はあると思いますけど、与党も割とそれで別にいいやっていう感じもあるしどっちもどっちかなあと。

国会はもうちょっとまともに運営できるようにならないんですかね。与党も野党も、もうちょっとマジメにやって欲しいよ。


個人的には、すっかり骨抜きになった受動喫煙対策の健康増進法改正ががっかりでしたね。自民党にもいろんなしがらみがあるとは思いますが、小池百合子率いる東京都条例の方が圧倒的に正しくてもうなんか国会の意味とはという感じ。ニュースによると千葉市も東京都と同じような条例の制定を目指しているそうで、


受動喫煙、違反は5万円 千葉市が条例案に独自規制 | 千葉日報オンライン

千葉市が制定を目指す受動喫煙防止条例で、原則禁煙となる従業員のいる既存飲食店に対して違反した場合5万円以下の過料を科すとする独自規制を条例案に盛り込むことが2日、分かった。市は12日に規制案を公表し、13日から1カ月間、市民の意見を募集する。  2日開催の市健康づくり推進協議会で市は独自の規制案を示し、原案通り承認を受けた。同案では従業員のいる既存飲食店は規模にかかわらず「飲食できない喫煙専用室を設けない限り喫煙不可」とし、罰則も明記。バーなど風俗営業法に該当する施設については、当面は努力義務とした。  国会で審議中の健康増進法改正案では既存の小規模飲食店は掲示があれば喫煙可能としており、市は独自の規制を加え、より実効性のある受動喫煙対策を推進する狙いだ。早ければ9月の市議会定例会に条例案を提案する。



国会の失態を地方自治体に尻拭いさせんなよという感じ。是非京都市も同様の条例の制定を目指していただいて(市民新聞によると今のところ条例の制定の予定はないとのこと)、居酒屋であることを良いことに経営者がバイトの前で平気で喫煙するような職場環境が改善してくれると良いなと思っています。時代遅れにもほどがあるだろ。



政党支持率



伸び悩む国民民主党、共産党、低迷期に入った日本維新の会、先月の伸びは何かの間違いだった社民党。結局は、野党は立憲民主党だけが頑張っている状態で、今すぐ選挙をやっても自民党の圧倒的な価値は揺らぎそうにありません。実際問題、野党が活動をして与党の支持率を削るって敵失でもない限りなかなか難しいとは思うんですが、それにしても民主党が与党から転がり落ちて以降の野党は、大して重要でない案件で延々時間取って騒ぐことしか出来ない無能な政党の集まりにしか見えず、いざ選挙になって「さて誰選ぶ?」となったときの選択肢に野党候補が入らないという状態ですよね。


なんだろうなあ、手っ取り早く目立ちたい気持ちは解るんですけども。

地味な政策論議を積み重ねて、与党に対して変革を迫りつつ、与党との違いや自党の目指す社会のあり方を粘り強く広めていくしか、本当の意味での支持を得る方法は無いんじゃないかと思うんですけどね。地味ですし、そんな泥臭いことやりたくないかも知れませんが、国民が国会議員に求めてることってそういうことでしょう。与党議員だって一部の議員しか出来ていないことを、野党が政党あげてやったら割とインパクトあると思うんですけどね。立憲民主党あたりそういうの出来ると思うんだけどなあ。政策はっきりしている感じだし。無理なのかなあ。



以上、今月の支持率チェックでした。