【ドル円】 ちょっと目を離してた隙に円安進んでた(執筆時点で1ドル105円30銭) 【定点観測】

ドル円 2014/09/05


しまった!

忙しくて目を離してる隙にドル円相場が大変なことになってました。なんたる不覚。8月の中旬くらいまではそれまでの水準「102円と103円を行ったり来たり」と同じ水準で推移していたのですが、8月の中旬以降ぐぐぐっと円安が進んで、今日にはついに一時105円台後半に突入。


円相場 一時1ドル105円台後半に NHKニュース

5日の東京外国為替市場は、4日にアメリカで発表された非製造業の景況感を表す経済指標が市場の予想を上回ったことなどから、円を売ってドルを買う動きが強まりました。
このため、円相場は一時、1ドル=105円71銭まで値下がりし、2008年10月以来およそ5年11か月ぶりの円安水準をつけました。
円安ドル高の進行は、アメリカ経済の着実な回復が背景にあるため、世界経済や日本経済にとって好ましいという見方がある一方、一段の円安は今後、輸入に頼るエネルギー価格の上昇などを通じて企業収益や家計を圧迫するとの指摘も出てきています。




8月中旬以降の外国為替ニュースを追ってみると、


8/18

東京外為市場・午後3時=ドル102円前半、低水準の米長期債利回りが重し | 外国為替 | Reuters

ドルはこの日、102.20―102.45円と極めて狭いレンジでの取引となった 。ドルの下値は20日平均線(102.20円)や実需に支えられているが、102.4 0円の200日平均線(102.40円)が事実上の上値の抵抗線となり、身動きがとり づらいという。 市場は総じて「夏枯れ」ムードが広がり、投機のフローも「ほぼ不在で、相場に持続 的な方向感が出にくい」とプレヴィデンティア・ストラテジー、マーケット・ストラテジ ストの山本雅文氏は言う。


8/20

東京外為市場・午後3時=ドル103円前半、ストップロス巻き込み上昇 | 外国為替 | Reuters

ドルは103円前半と、約4か月ぶりの高値圏を推移している。7月の貿易収支が市 場予測を上回る赤字となり、日経平均が小幅高で始まると、ドル/円は一時103.00 円まで上昇した後、売り買いが交錯する中でじり高となり、正午過ぎにはストップロスを 巻き込んで急伸した。IG証券の石川順一マーケットアナリストは、日米欧の株高に加え 、今週あたりから米金利も株高に追随する動きがあり、ドル高を支援していると話してい た。


8/25

BUZZ-〔外為マーケットアイ〕ドル104円前半、米経済指標に注目 | 外国為替 | Reuters

先週末のイエレンFRB議長の講演を受け、ドル/円は104円台に上昇した。市場では、相場の「気の流れ」がドル高方向に向かっている、との見方が出ている。

イエレン議長の講演について、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ為替ストラテジスト、植野大作氏は「景気判断についても金融政策の判断についても両論併記で言質をとらせないような内容だったが、市場はドル高で反応した。どちらでも解釈できる声明を受けてドル高方向にはっきり反応したことは、相場の気の流れがドル高に向かっていることを表している」と指摘する。

その上で、今後出てくる経済指標で米国景気の回復基調が確認できれば「今週は無理でも、9月に向けて年初来高値(105.45円)を目指すような足場を固めるかもしれない」と話す。きょうの海外時間は、米国で7月新築住宅販売件数の発表が予定されている。


9/2

BUZZ-〔外為マーケットアイ〕ドル104円後半、上昇に「虚を付かれた」との声も | 外国為替 | Reuters

自民党の塩崎恭久政調会長代理が厚生労働相で入閣と報じられたことで、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革が進むと期待が膨らんだ。株価の上昇を眺めながらドル/円は目先のレジスタンスポイントだった104.50円を上抜け、1月中旬以来の高値圏まで押し上げられた。

市場では「みんな105円トライは(雇用統計のある)週末と考えていたので、少し虚を突かれた感じだ。予想より上げが早いので、きょうの米ISM製造業景況指数を材料に105円を試す展開もあり得る」(外銀)との声が出ていた。


9/5

東京外為市場・正午=ドルが高値更新、米雇用統計前に様子見ムードも | 外国為替 | Reuters

米雇用統計に向けては、これまでのところ強気の見方が多いようだ。ロイターがまと めた市場予想は前月比22.5万人増。市場では20万人を割れるかどうかが焦点とされ 「仮に予想を下回っても、21万人や20.5万人のレベルなら、相場はあまり売り材料 として重視しないだろう」(邦銀)という。 足元ではいったん調整が入っているようだが、次の上方向での節目は106.00円 とされ、その付近まで上値は軽いという。



  • アメリカの経済が好調であることを見込んで
  • FRB議長も強気
  • 8月雇用統計の結果は良いんじゃないか(確信)


といった予想からのドル買いということみたい。なるほどね。これで実際、今日発表される雇用統計が良ければ、現在の相場で固まるという感じかな。もちろん万が一雇用統計が悪かったら、一気に円高と言うこともありうるとは思うけど、「雇用統計が良い」という予想はそれに先だって経済指標を元にされている予想なんだろうし、外れることはないだろう……知らんけど。

日本の輸出産業にとっては願ったりかなったりの展開だけど、火力発電所フル稼働の影響で増えた天然ガス輸入で赤字垂れ流し状態の日本にとっては、歓迎して良いのか悪いのか微妙な感じがします。差し引きするとどうなんだろう。あとアメリカは金融緩和からの出口政策を模索し始めてるけど、日銀はいつまでやるんだろうか。うーむ。



以上、取り急ぎ。