色んな名前のあるパクチー

「これ、アメリカに留学中にホームステイ先のおばあさんが使っててすごいパクチーみたいな香りがするスパイス。でもなんだかわかんないの」と言って彼女の人が買ってきたスパイス「cilantro」。見た感じ、乾燥させたパセリを粉々にした感じで、生のパクチーほどではないけれどカレーに掛けると独特の香りがして美味しいのでしばらく使っていました。我が家での名称は「あの緑のやつ」。正体不明のスパイス。


で、今日になって彼女の人が、「そうそう、あの緑の何だけど」というので何だろうと思ったらば、「cilantroってスペイン語でパクチーのことなんだって!」と。えええ。知らなかった。そうなのか。Wikipediaで調べてみたらば、

コリアンダー – Wikipedia

中南米ではシラントロ(スペイン語: cilantro)と呼ばれ、スープやサルサなどに広く用いられる。メキシコからの移民が多いアメリカ合衆国においても、英語のコリアンダーよりもスペイン語のシラントロの方が一般的な呼称となっている。


おお…そのままずばり書いてありました。ホームステイ先のおばあさんに「これはコリアンダー?」と聞いたけれど、「いや、それはコリアンダーじゃなくてcilantroだよ」と言われたらしく、今まで別ものと認識していたのだけど…まさか同じだったとは。



パクチーというと日本では、一部の熱心なファンを除いて苦手に思う人もがたくさんいる独特のスパイスですが(タイ人でも嫌いな人は少なくないらしいですよ)、世界中でこれだけ色んな呼び方をしているのを読むとホントにいろんなところで重宝がられてるんだなあと思います。パクチーすげーな。

コリアンダー – Wikipedia

  • 中国では香菜(シアンツァイ、中国語: xiāngcài)、芫荽(ユンソユ、広東語)などと呼ばれスープ、麺類、粥、鍋料理などの風味付けに利用される他、東北地方には「老虎菜」(ラオフーツァイ)というキュウリ、青唐辛子(レシピによってはピーマンで代用される)と共にサラダの様に生食する郷土料理もある。
  • タイではパクチー(タイ語: ผักชี)と呼ばれ、トムヤムクンなどのスープやタイスキをはじめとしたさまざまな料理の薬味に用いられる。
  • ベトナムではザウムイ(ベトナム語: rau mùi)と呼ばれ、本場の生春巻きやフォーには欠かせない食材となっている。
  • 中南米ではシラントロ(スペイン語: cilantro)と呼ばれ、スープやサルサなどに広く用いられる。メキシコからの移民が多いアメリカ合衆国においても、英語のコリアンダーよりもスペイン語のシラントロの方が一般的な呼称となっている。
  • ポルトガルではコエントロ(ポルトガル語: coentro)と呼ばれ、魚介類と野菜を主な材料とする鍋料理であるカタプラーナなどの郷土料理によく用いられる。ポルトガル料理の味を特徴づける重要な食材である。
  • インドではダニヤー(ヒンディー語: धनिया ; dhaniyā)と呼び、カレーにもよく使われるスパイスのひとつである。



まあ個人的には、「素材あってこそのスパイスだよなー何でもかんでもパクチーではないよなー」と思ってたりはします。自分で育てて「たくさん出来ると良いなー」と楽しみに思ってるくらいには好きですが。


今のところ元気だけど……種、獲れるかなあ……