ネットで再会したリアル友人との付き合い方は難しい

photo collection


Facebookもいよいよ一般的になってきたのか、いわゆる「昔の友達」にたくさん「再会」するようになりました。小中学校がほぼ持ち上がりの附属だった上にその半分くらいが高校も同じだったので古くから知っている友達がホントに多く、1人が見つかると次々に芋づる式で増えるという。でも高校卒業してすぐに地元を離れ、以来15年以上ほとんど誰とも連絡を取っていないので「よく知っていたけど今何やっているかは全く知らない」という感じがもの凄い。向こうから見てもそうだろうけど。コミュニケーションを取れないということはないものの…率直に言って距離感が解らない。何をどこまで言って良いもんなのか…その発言には突っ込んで良いものなのか…あって良かった「いいね!」ボタン。




これまで過ごしてきた過程や、今何を考えているかも当然解らないので、発言を読んでどん引きすることもあったりとか。小学校時代はすごい大人しくて良いやつだった友達が「けいおん!でオタクが楽器とか持ってて気持ち悪い。そんなヤツに音楽好きとか言って欲しくない。死ねば良いのに」みたいなことを普通にmixi日記で書いてたりして、うわーとか。僕が「けいおん!」好きであることを差し引いても、その発言は無いわー。なんというか内容はともかくとしても人間として無いわー。人の親としても無いわー。

でも「無いわー」と思っても「無いわー」とは言えない空気感。赤の他人であればごくナチュラルに「そうなんだーところで君って人として本当にクズだね」とか直接コメント出来るところ、さすがに小学校からの友人に久々に再会してそんなことは言えないわけで、ただそっと画面を閉じるという。今現在のリアルの友達ではそういう手合いはそもそも友達として仲良くなるのを避けるけれど、旧い友人を今から選ぶのは無理だしなぁ。まぁ、向こうの僕を見る目が汚物を見るような目であるのも想像が付きますし。



「けいおん!」の話は極端な例だとしても、見た感じ、日常的に使っている人のだいたい半分くらいは仕事の付き合いも反映させているのよね。なので迂闊に「あの頃のように」話しかけられない雰囲気。この間も大学の時の友人が「人生初の花見をしました」とかいってたので「いやお前やっただろ」とつっこんだらば、「学生時代の話?大学とかうちのシマじゃノーカンだから」(※表現を誇張しています)とかマジレスされて、(´・ω・`)ショボーンとなったりとか。せっかく「見て見て!俺今人生初花見!」とか言って仕事仲間にアピールしてたのを横からいじられたら確かに不快ですかね。ちょっと空気読めてなかったかも知れません。よくわかりませんけど、それ以来彼とはちょっと距離取るようになりました。



「仲良くなりたくない」というわけではないんだよ!「何を考える人になっているのかよく分からない」というのはお互い様だろうし、ネットを通してみた感じでは「お前こそ昔と全然変わってて何かもう触れづらい」「いつまでも若者ぶってないでいい加減人並みの落ち着いた生活をしろ」とか思われてそうだし。自分としては自分らしく生きてきた15年間だったとしても、その間にずいぶんと変わるもんなぁ。生き方とか考え方とか。

中には気にせずやり取り出来た友達もいるんだけど(なぜか女の子が多い。気を遣ってくれてるのかしら)、それ以外の友達については例えWebで再会出来たとしてもよほど意気投合したんじゃ無い限り、気にせずやり取り出来るようになるのは一度会ってからになりそうだなぁ。理屈では出来そうな気がするんだけど、実際にやってみるとやっぱり難しい。最初の「うわーー懐かしい!」というボーナスタイムが終わるとその先はもう無理っていう。

どうしたら良いんだろうーと一応思ってはいるけどなんかまだバランスを見つけられてないです。
難しいね。