欲しいのは正義感よりもシステムだよねとか(今さらカオスラウンジ的な)

カオスラウンジの所業をまとめた動画が今さら上がってたので見てみた。

【美術】カオス*ラウンジとは β【現代アート】


【東方】pixiv作品盗用疑惑 カオス*ラウンジ新作検証まとめ【現代アート】



やー酷いね。

酷いって言うか気持ち悪い。

本人やファンはこれを「芸術だ」と呼ぶんだろうけど、どうなのかな。職場に偶然、カオスラウンジが載ったときの美術手帖があったんで少し前に読んでたんだけど、僕にはよく解らなかった。水掛けたり踏んだり、中学生がいじめられっこにガムくっつけて指さして笑ってるような感じの暇つぶし…のような。創造性(笑)…クズですなぁ。



ただまぁしかなんつうかね…これを見てどうすべきか?ってのも僕にはよくわからんのよね。



僕が権利者だとしてこんな事をされたらとても悲しいけれど、自分以外の人間が自分の著作権が侵害されていることについて自分に無許可で抗議を行うことは、何か違うと感じてしまうな。「侵害されてますよ」と教えてくれるのはすごく有り難いんだけど、それを許可するのか不許可とするのかの判断の部分は著作権者に付属する権利だろうと。そのことが良いか悪いかを決めるのは、やっぱり著作権者なんじゃないだろうか。

抗議活動を継続的に行っている人には実際の著作権者もいるんだろうし、その人を支援したいと頑張っている人もいるんだろうけど、そうじゃない部外者もたくさんいるよね。そういう部外者としてなんの繋がりもない状況で単純に正義感から「こいつらゆるせねえ!」とかするのは自分は止めておきたい。著作権を持つ人間が知った上で抗議をしていないのだとすると、それはもう認めたも同然だし、その判断を否定することは部外者には出来ないし。

なにかアクションを起こしたいけどどうしたらいいか解らない、そういう著作権者にそれぞれコンタクトを取り、集団訴訟(少なくとも差し止め請求)をまとめる、その支援をする…と言うような方向性であれば、理解できるのだけどね。個人的には芸術性があろうと無かろうと違法は違法だろうと思うけど、その点で法律の解釈が食い違ってしまってるのだから後は司法に任せるという感じ。



もうちっとその辺を簡易にと言うか、安価に代理してくれる企業とかがあると著作権者も楽だと思うんだけどねぇ。JASRACってのはそういう面もあって便利に使われていると思うんだけど、あそこまで管理してくれなくて良いから困ったときだけ頼れるような何か。専門の弁護士事務所でも良いけど、金には…ならないか。そういうのを上手いこと法的に処理できるシステムは作りづらいのかなー