チャンピオンズリーグ決勝「マンチェスター・U × バルセロナ」を見た

その視聴のためだけに、午前3時過ぎて出掛けるというアレでしたが、
そうするだけの勝ちがある一戦でした。

というわけで感想。

以下、友達に送ったメールからの転載

いやー楽しかったよ。バルサは好きなんだけど、あそこまで完璧だともうなんか腹立つわ(笑)いや、腹立てる理由なんかないんだけど。

バルサに対しては、今までの『厳しい守備』が全くきかないんだなってのが、改めてわかったよ。スペース消して、コース抑えて、ストップしてるはずなのに、動きにわずかにつられて出来たスペースから決定機になっちゃうもんな。なんか、柔道みたいだ。モウリーニョも苦労するはずだわ。

美しいサッカーは本当に凄いけど、やっぱりあんなに差があるとさすがにちょっと(笑)
来期の、他チームの取り組みに期待だなーいやほんと。


僕は「柔道」とたとえたけど、友達からは「合気道みたいでもある」とも返ってきて、そうなんだよなー

本とか漫画とかに書いてある「柔道の極意」って、力ではなくてスピードとタイミング、
重心をずらせば人間は簡単に投げ飛ばせる→柔よく剛を制すみたいな感じ。
48kg以下級の猪熊柔が大男を一本背負いで投げ飛ばすっていうか。



バルサの攻撃も同じで、常識的に考えれば、狭い地域にたくさんのDFがいたら
攻撃どころではないはずなんだけど、そんなの関係ない。
相手としてはがっちり固めてるつもりなんだけど、
パスを回したり、選手が出入りする中でバランスを崩してそこをひょいっと突いてしまう感じ?
(「居合い」的でもあるかも。斬れぬものなど、殆ど無い!)


だからなんかもう凄い気持ち悪い。

カメラが切り替わる前まできっちり詰めてたはずの右サイドに、
もう一度カメラが戻ってきたら選手がフリーでボール受けてる。

なんで??と思って振り返り再生を見直すと、FWが真ん中から左に開いてそれを右DFがチェイスし、
全体のバランスを取るためにDF全体が半歩とか1歩とか右にシフトしたその絶妙なタイミングで、
右のウィングが走り込んでるみたいな。

文字起こしすると簡単そうなんだけど、登場する全員のIQが高くてかつ技術もないと、実現できないという…
パスサッカーは好きだけど、これサッカーか?とか思ってしまった(苦笑)
なんつーか、ダッシュとかドリブルとか必要ないんだもんw



そういうわけで、2チームの間にはとんでもない差があって、試合としては確かに白熱しなかったけど、
試合としては面白い試合でした。そう言えばバルサの試合を90分きちんと見たのって久々だもんなー

ていうか、そろそろ誰か対策を考えてくれ。
確かに美しいけれど、サッカーが全部あれになったら僕はちょっと退屈です。
個人的な好みなんだけど、サッカーにはもっとダイナミックな動き、躍動を求めたいよ。
バルサにもそう言うのはあるんだろうけど、今だとそれを発揮する前に終わっちゃってるからさあ…