「遍在」と「偏在」

「2種類の意味あるよな」とぼんやり考えていましたが、それどころじゃなかった。
この2つ漢字からして違う全く別の単語じゃないですか。今気付いた。

最近の流行語「ユビキタス」の「日本語訳」として各所で紹介されている「遍在」とは、「世界のあらゆるところに、あまねく行き渡って存在すること」を意味します。
一方、その対義語となる「偏在」は、「ある場所にばかり、集中的にかたよって存在すること」です。
両者の意味するところは全くの「逆」であり、この二つを取り違えては文章の意味が成立しません。
そのことに気づいていない人がいるようですが、そのままではいずれ恥をかきます。
得意げに「ユビキタス」の解説を展開しながら、そのすべてが「偏在」になっている文章などに出会うと、もはや「哀れ」としか言いようがありません。
 


なんとなく変換して最初に出てきた方を使ってた…

今たまたま、「全体に広がってる意味なのに『偏る(かたよる)』つかうのおかしくね?」と思って調べたから
気付いたけど、気付いてなかったらずっとそのままだったょ…

俺、哀れすぎる。


皆様、お気を付け下さい。僕かも知れませんけど。ていうか漢字似すぎなんだよ!