オープンな首相会見について

昨日、id:finalventのこの記事(記事って言うかピックアップ)に対してこんなブクマコメント付けたら、

首相の会見なのに「記者クラブに申し入れる」っていう言葉に凄く違和感を感じるけどな。首相官邸主催でやるから許可は内閣府または総務省の管轄とかには出来んの?的外れかも知れないけどさー

id:qrzapという人から「的外れ」っていうスター貰って、そうかなーどこが?とか思ってたんだけど、たぶんやっぱり的外れじゃないと思うんだよね。


間違って欲しくないことは、この件について民主党を責める気は毛頭無いと言うこと。むしろ、民主党であれば出来るんじゃないかと期待していると言っても良い。色んな意見を見ていて思うことを少し整理してみるとこんな感じ。

  • 就任即日に出来無くても仕方がないが、要求することはその批判にはならない。
  • 就任即日に出来無くても仕方がないが、マニフェストである以上具体的な見通しを発表すべき。見通しの発表において問題点を明らかにすることは、出来ないことを補って余りある。
  • 一国の首相の就任会見を任意団体と「共催」し、参加者を共催する任意団体および任意団体が認めた人間に限るというのは明らかにいびつすぎる。
  • 人選を任意団体に任せることは何のセキュリティも担保していない。
  • 内閣府は総務省、警察庁などと共同して政府だけでセキュリティリスクをコントロールできる体制を作るべき。
  • 陰謀論とか密約とか癒着とかはっきりしないことはどちらでも良い。

少なくとも自民党が続けてきた今の記者会見のスタイルが適切でなく、もっと理想的なスタイルは具体的に存在しているのは事実だと思う。民主党はそれを実現すると言ったし実現できるはず。だから少なくとも意志は表明し続けて欲しい。他の人はわからないけれども、やっぱり僕はまだ信用してないんだろうな。



理想的なスタイルの具体的な姿については、ジャーナリストの神保さんが書かれている「他国のオープンな会見」が近いのではないかと。

開放開放と言うが、具体的な案が出ていないではないかとの指摘も、こういう場で発言するのならもう少し勉強してくださいよとの思いもありますが、これは世界標準のことをやってくださいと言っているだけであり、とても簡単なことなので、中身を列挙しておきます。
 


エントリタイトルは「簡単なこと」って書いてあるけどセキュリティリスクのコントロールだけ見ても、どう考えても簡単じゃない(苦笑)

でも、何が必要かは明確だと思う。

今まで任意団体に絞ることで自民党が手を抜いていた部分を、きっちり政府の責任でやって、その分透明性を増そうぜっていう。多くの人が会見に参加できるようになることも重要だけど、自らの会見を自らがプロデュースするってのはそれと同じくらい大事なことだと。


今後の動きに期待する。