我々はもっと高齢者を見習うべきかも知れない、と思った。

いやね。

昼休みに京都市役所の前を歩いてたんですよ。そうしたら、なんか京都府警でシートベルト着用のキャンペーンをやってるみたいで、色んな説明が書かれたティッシュペーパーを配って宣伝してたんですが、それやってるのが高齢者の皆さんなんですよね。高齢者と言ってもこの春に定年を迎えたとかその前後の感じの自分の親とさほど変わらないかもう少し年上な感じなんですけど、まぁとにかくモチベーションが高い。ティッシュの配り方は積極的だし、男性も女性も笑顔で頑張って慣れない仕事をしてるって感じでもの凄く好感が持てました。どう見ても普段交通安全のために活動してきた団体とかそう言うんじゃなくて、明らかに主婦のおばちゃんとかそんな感じ。


彼らは多分ボランティアとか、給料もらっても時給何百円とかそう言うレベルの話なのだと思うんだけど、あの高いモチベーションはどこから出てるんだろう?むしろそんなこと(モチベーションを上げるには理由が必要だと思うこと)が既にナンセンスなのかも知れないけれども、でも結局何でも労働であればやる気出してやれるなんてそんなことはないじゃないですか。ぶっちゃけ。


もしかしたら年金もらってて貯蓄もあって生活の不安も特にないから、この仕事がいくらになるかとかも考えないし、その辺での気軽さみたいのが目の前の労働を楽しめる要因なのかもーとかとも思うけど、でも不安がないとか稼ぎの大きさにこだわらなくて済むのは学生とか家事手伝いとかでも同じなのに、我々若者は絶対あんな風に楽しそうに働けないし、しかもその上同時に成果も求めるとか絶対出来ないよなぁ。そんなことがきちんと出来てる人ってそんなにいないよね。勢いのある店舗の接客とかだとそう見えるけど、同じ接客でもコンビニとか酷いし、僕らサラリーマンみたいな事務職になってくるとどんなきちんとした会社でも明らかに「パレトの法則」に従ってるっていうか…正直、仕事できないヤツ多過ぎね?


高齢者と違って我々若者は、まだまだ長い人生考えることも色々とあるし、捨てきれない見栄とか虚栄心とか色んなものもあって、「素直に楽しく生きる」なんてなかなか難しいけれど、でもそういう言い訳があったとしてもやっぱり彼らを見習わないといけないなと思いましたです。毎日仕事頑張ってるつもりだし、数字もある程度出してるつもりだけど、なんか今日の彼らの働きぶりを2分くらい見て「あ、俺この人らに負けてる」と。すげーな。