酷い話だなぁ。

前に、ブログの終わらせ方がなんだかなぁ、
という感じの話題で取り上げたライターの烏賀陽さんが、
えらいトラブルに巻き込まれているようです。
見解が違うというだけで、企業が個人に5000万円を請求するなんて、うわあ、たまげた!

これは武富士と同じ手口の言論封殺の恫喝訴訟じゃないのか。オリコンは雑誌だってたくさん出しているのだから、烏賀陽の言うことが間違っているのなら「烏賀陽のいうことはウソです。なぜなら××」と反論すればいいのだ(ぼくが06.12.19にそう書いたら、自社ウエブにちょこちょこと掲載した)。それこそがまっとうな「言論」というものじゃないのか。意見の異なる者を高額訴訟で社会的に抹殺するなんてのは、民事司法の体裁をとった言論妨害じゃないのか。
 


…マジッすか。

問題となった(というかされた)記事は、
サイゾーに掲載された、オリコンのチャートはなんかおかしくね?という感じの記事

烏賀陽さんは別のこの記事を執筆したわけではなく、
記事中で、コメントしてるだけなのだけど、
まぁとにもかくにも、それに対して、5000万の賠償請求だそうです。


んで、さらに知らなくて驚いたんだけど、
弁護士に仕事を受けてもらうための着手金、ってのは、
その賠償額の多寡で決まるんだってね。

弁護士費用(着手金・成功報酬)自動計算機

このサイトを参考に計算してみると、
確かに、サイト内で烏賀陽さんがおっしゃってるとおり、
5000万の訴訟に対しては、着手金が219万。
ま、マジっすか。

民事なんで、弁護士付けずにスルーしたら、負けですわ。
借金、5000万。

裁判するのにも、烏賀陽さんに余裕があるかどうかは知らないけれども、
219万がまず必要ですよ。
負けたら、まぁ、相手の弁護士費用も払うのかな?6000万とかになりそうですね。

勝てば勝ったで良いけど、時間だけ浪費して得るもの無し、
得るためには反訴しないといけないわけですねぇ…
それもまた、金掛かりますし。


もし仮に、5000万がきちんとした数字で、
それを補償してもらわないと困るっていう訴訟であるなら、仕方がないけど。
今回に関して言えば、懲罰的に決めた数字みたい。

なんだ、オリコンは、
『金のないヤツは黙ってろ』
って言いたいのか?

事の真偽以前に手法としてそれどうなのか。
法律上OKなんだし、手腕としては『鋭い』と言うんだろうけど、
道義的にどうなんだ。
財政力の劣る相手と喧嘩するときは、ふっかけろってことかい?
相手の財政力から、支払い可能な着手金を算出して、
そこから逆算して賠償訴訟を起こせば勝つじゃねーか。
そんなんアリなの?


なんか、同じような構図を、カイジとか、アカギとか見たことあるような気が…

ポーカーみてえだよな…
とりあえずレート上げて、レイズも目一杯。

恐るべし。