WBCも遂に残すところ1戦のみ。

『やりませんか?』ってところから、
大会が終わろうとしている今の今まで、
とにかくごたごた続きだった、World Basebal Classic。
アメリカ人の考えることはなんて大雑把なんだ、
あ、いや、アメリカ人だって、
それなりに責任があれば緻密に計画練るんでしょうけど、
『そんなの、メジャーが出たらアメリカが優勝するに決まってんのに、
何でマジメにやる必要があるんだ』
的な、超いい加減な態度で、
『ま、問題はあるけど、取り敢えず今回はやってみましょ』
的な、超見切り発車で始まったんで…
こりゃしょーがない。


大体、予選の振り分けだっておかしいしなぁ。
1次予選が、地区別になってるのはまだ良いとしても、
普通に考えれば、2次予選は抽選で決めるだろ。
せめて決勝トーナメントは。
多分…ちゃんとペイできるか心配だったんでしょうね。
同じ地域同士の戦いを繰り返した方が、
その地域での放映権料とか、確保しやすいと考えたんでしょう。


日本-アメリカ、メキシコ-アメリカの2試合での、
露骨な判定で一躍有名になった、ボブ・デービッド村審判にしても…
主催のMLBが、きちんとメジャーの審判との労使交渉でケリ付けてれば、
メジャーから降格させられて、未だに復帰できない審判の、
登場の機会はなかったはずなんで。
バレンタインは結構私情に走るタイプなので、鵜呑みには出来ないながらも、
最高の審判を用意できなかった責任は重いような気がするね。

スポーツナビ | ニュース | 球審は「ボーク・デービッドソン」=バレンタイン監督が憤慨?WBC

彼自身に関して言えば…なんらかの理由(視力の低下など)で、
審判としての能力が足りないのではないだろうか。

日本戦での誤審は多少、微妙といえなくもないけど、メキシコ戦のは酷いよな。
『日本のマスコミは審判は絶対だという野球のルールを知らない』
と言ったそうだが(東スポネタだから真偽は分からんが)、
胸に手を当てて自分に聞いてみろと。
マイナーリーグなら、ポールに当たった飛球を
二塁打と判断しても良い、わけじゃないんだし、
自覚症状があるのなら、早い内に審判そのものを引退すべきだろうね。

審判の判断が絶対なのは、
審判が常に公平な判断を下すという前提に立っているから、
と言うことを忘れてはならない。
成立の基本を取り違えて、その上に理論を立脚したって、
それはちっともルールにはならないよ。
自浄能力の放棄以外のなにものでもないしね。


まぁ、いいや。


世界で最も素晴らしい球場を持つ国がアメリカであることに間違いはないし、
世界で最も高いレベルのリーグを持つのも間違いではない、
そんなところで、日本人選手が国旗を付けてプレーするのは、
非常に感慨深い。


『絶対に勝たねばならない』
そのセリフ自体は、オリンピックの柔道選手と同じなんだけど、
悲壮感より闘志の方を強く感じたのはなぜなんだろうね?

その辺に、旧式の決意前面な精神論、
その後の、楽観論にシフトした反精神論、
(あくまでスポーツのメンタリティに関することだけど)
そうしたことを越える、新しい、精神論がありそうだなぁ、と思う。




衝撃の事実。
はてなダイアリー – ボブ・デービッドソンとは


なお、2006年度よりMLB復帰が決定している。


まじか!!