桜street / 樋口了一

鳥の群れた ゴミ置き場の横の 駅前の出口で脱線
炒まり過ぎた 玉葱みたいな 顔した人が通る
全ての少年少女が そうであったように
君も 夢見る一人だったとは とても信じられない

開花率三割の 桜の世代の 申し子の様に
いつかきっとなにかするつもり でも今は特に動かない
密かなDreams come trueを 先延ばしながら
つらくも楽しくもない毎日を 笑ってるんだろう

カッコ悪い生き方って 多分 そんな感じ
君が言う カッコ悪さって 僕には カッコいい
カッコいい生き方って ひとそれぞれでしょうから
世田谷区桜上水二丁目あたりで 今も歌ってます 今も歌ってます

友達の一人は コンピューター会社辞めて どっかの島に渡って
座り心地のいい ロッキン・チェアー創るのに ただ命燃やしてる
今までの安定指向は どうしちゃったの?って
不思議がる奴だって 本当はわかってるんだろう

気分いい生き方って 多分 そんな感じ
目の前の 一瞬一瞬が 意味も無く キラキラする
気分にいい生き方って ひとそれぞれでしょうけど
世田谷区桜上水二丁目あたりは もうすぐ五分咲きです もうすぐ春が来ます

でも 僕は君さ
君っていうのは僕さ
結局 迷い続けてる
桜の季節は短い

カッコ悪い生き方って 多分 そんな感じ
君が言う カッコ悪さって 僕には カッコいい
カッコいい生き方って ひとそれぞれでしょうから
世田谷区桜上水二丁目あたりで 今も歌ってます 今も歌ってます
ずっと 歌ってます 一生 歌ってます


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