【レビュー】 岡本隆司 / 世界史とつなげて学ぶ 中国全史

本書はタイトルの通り、黄河文明から春秋戦国、漢や唐、明などを経て中華自民共和国へと至る「中国」の歴史を、周辺国や遠くヨーロッパなどとの関係性から描いています。あとがきなどで著者が書かれているとおり、必ずしも最新の学説をフォローしているとは言えないのかも知れませんが、中国人が古代から現代に至るまで何を考えて国をつくり統治してきたのか、変わってきたこと・変わらないことが上手に整理されわかりやすく書かれています。

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