ブログを取り巻く環境の変化





先日も記事を書きましたが、このブログで使っていたグラフ表示用のプログラムを更新しました。今までずっとFlashを使っていたんですけど、もうそんな時代じゃないよなあということで。

Vue.js+Chart.js(vue-chartjs)+Laravelでグラフを作成しました。 【#np2020】 | mutter



7年前のPVは今の12倍

で、せっかく差し替えるんで、これまでFlashを使って表示していた記事を全部貼り替えようと思って、内閣支持率だとかアクセス解析の記事をちまちまと更新していたんですが、それ見ると7年ぐらい前のこのサイトってすごいアクセス数あるんですよね。PVベースで言って今の12倍ぐらいあります。アクセス数が減った直接的な原因は、僕が飲食業界に入ってダブルワークで忙しくほとんど更新できなくなったからなんですが、でも多分それだけじゃないですよね。自分で検索してても思いますけど、もうブログってあんまり書いてる人いません。いやいるのかもしれないけれど、検索しても上位に出てこない。検索ワードによって多少の違いはあるものの、上位に出てくるのは大体決まってて、

  • 情報まとめサイト
  • Amazon
  • ニュースサイト
  • Wikipedia

この辺が出てきて、その後に関連企業のお知らせなり記事なりが出てきて、個人のブログが出てくるのは3ページ目ぐらいから。よっぽど絞り込んだ検索ワードじゃない限り、ブログがヒットすることはないです。このブログに今来ている人たちだって、いつも来てくれている人と、TwitterやFacebookで見掛けて来てくれた人だけ。以前あったような「良い記事が検索エンジンでずっと上位にあってしばらくアクセス数を持ってきてくれる」みたいなのが今はほとんどない。昔のその手の記事にあったような内容は、今は「お役立ち情報まとめサイト」みたいのがいくらでもあって、しかもジャンル毎に細分化されていて、ここみたいな「アンタ誰?」という人間が書く記事よりは信頼できる。昔は個人のブログに会った情報を良く参考にしてたもんですけどねー。最近は全くなくなりましたね。

(本当のこと言うと大部分の情報まとめサイトは機能としてはブログだし、書いてる人間は「アンタ誰?」って感じで間違った情報も多いんだけど、印象としては綺麗にまとまってて読みやすく受け入れやすいし、検索エンジン受けも良い。仕方ないね)



個人のブログは閑静な住宅地

時代の流れなんだろうなーって思います。色んな組織や人が色んな形で情報発信するようになったことで、あやふやな個人の情報まとめみたいなのは必要とされなくなりました。その一方で個人のツイートがバズったりするからわかんないもんだなとも思いますが、よほどの有名人か影響ある人でない限りはブログってもう個人の日記以上ではないっていうね。僕にとってはこれでアクセス集めて何とかというよりは、自分の考えをまとめる装置と、生存確認のための装置って感じです。かつてあったブログってのは真の意味で個人の日記に変化したってことかなあ。「なるべく毎日更新」を再開してだいたい1年経ったんですが、1年間書いてきて思いました。そんなもんですよね。


これからも多分このままのペースで書いていくとは思います。日常の話が半分、技術的な話が半分ぐらいで。時事ネタに絡むと望まない議論に巻き込まれることがあるので極力絡まないようにしつつ、それはそれとして気になることには言及するようにしつつ。色んな人に読まれたりリアクションがあったりといったことはなくなりましたが、以前に比べれば静かで平和な世界になったかなあという気もしています。目立ちたかったら大通り(Twitterとかさ)に出れば良いからね。さしずめここは閑静な住宅地って感じか。なんかこう、ただいまーって感じですね。おかえり。




写真は2012年に行ったタイ・バンコク。また行きたいなあ。