本年最後の返しを中華鍋で作ってみた。

そばつゆが無くなって、あら作らねばと思って瓶を開けたら、そもそもの返しが底を尽きてた。

なんてことだ。

熟成に時間が掛かる(最低でも10日。1ヶ月くらいだとベター)んだから、
無くなったらその都度足しておけと言っただろう!とか思っても仕方がない。
年越し蕎麦を作る予定も特にはないので、あきらめて返しを作る。


そばつゆに関してはこちら。

そばつゆに関するまとめ。


いつもであれば普通の鍋(カレー鍋)で作るのだけど、今回は中華鍋を使ってみた。
家庭用の中華鍋なので、お椀状の鉄製で、持ち手が1本付いているタイプ。
業務用のやつは持ち手が無くて、よく布巾なんかで脇をつかんで調理してるのTVで見るけど、
さすがにアレを扱うのは難しそう。

中華鍋を使おうと発想したのは、ここ1年以上通っているインド料理教室から。
インド料理では、カダイと呼ばれる独特の鍋を使うのだけど、
コレが焦げにくく扱いが楽ですごく便利そう。

こんなの。

インド雑貨専門店cici!(ジジ)|インド/真鍮/カダイ(カレー用の容器)


底が深くなっているので、鍋やフライパンに比べて油が底に溜まりやすく、
スパイスを入れたり、始めにニンニクや唐辛子を炒めたりするのに適している。

今まで返しを作る上で一番面倒だったのは、
アルコールを飛ばしたみりんに砂糖を加えて溶かす工程。
ざらめを使ってることもあって、コレがなかなか溶けないんだよね。
短気を出して強火にすると、今度は焦げるし。
鍋だと平面にみりんが広がって厚さが薄いんで、本当にあっさりと焦げる。
弱火でじわじわとかき混ぜていくしかない。


でも今回中華鍋を使ってみたら、
弱火でなく弱めの中火あたりでも何の問題もなく溶かすことができ、
容量もちょうど醤油1リットルが収まるサイズだったのですんなり出来た。便利。

デメリットとしては、外気に触れる面積が広いのでなかなか沸騰しないことと、
1リットルの返しを鍋に移す過程で、1本の持ち手でやろうとすると結構しんどいこと。
女性の方は、お玉などで分量を減らしてから移動させると良いかもしれません。


何はともあれ”中華”鍋って言う名前から、どうしても中華料理限定に思いがちだけど、
僕は家でインド料理(カレーとかサブジとか)を作るときは中華鍋を使ってるし、
今回、返しを作るに当たっても、普通に鍋で作るより遙かに簡単だった。

いやー道具は使いようだなぁ。