【ドル円】 とうとう1ドル109円台に(執筆時点で1ドル109円29銭) 【定点観測】

ドル円 2014/09/27 いったいどうなってるんや…… 先日来の円安傾向がしばしの急速のあとさらに進展し、とうとう109円台になってしまいました。背景にはアメリカの好調な経済と、日本の金融緩和継続があると言われていますが、それにしたってお前……やりすぎじゃね?

円安加速し109円半ば、米GDP上方修正でドル買い=NY外為 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters

26日終盤のニューヨーク外為市場では、円が対ドルで6年ぶり安値を更新した。第2・四半期の米国内総生産(GDP)確報値が上方修正されたことで米景気の底堅さがあらためて意識され、ドル高の勢いが強まった。 ドル/円JPY=は一時、6年ぶり高値となる109.52円に上昇。直近では0.7%高の109.43円で取引されている。 第2・四半期の米GDP確報値は季節調整後の年率換算で前期比4.6%増と、改定値の4・2%増から上方修正され、2011年の第4・四半期以来、約2年半ぶりの大きな伸びとなった。

まあアメリカ経済の好調は、それが低調であるときに比べると受けるメリットが大きいので、それはそれで構わないんですけど、さすがに3ヶ月で8円も下落したら輸入業を中心に大変じゃないのかなと心配になります。僕は前職の会社がそういう業種だったから余計にそう思うんでしょうけど。7ドルで輸入して1,080円で売っていたとしたら、1ドル100円なら粗利380円ですが、1ドル110円では粗利310円で約20%も減ってしまうんです。一方で人件費や家賃は変わらないわけなので、粗利の減少は即経営難に直結しますが、競合相手もいることだし多少円安だからと言って商品価格を1,080円から1,180円には変えられません。 「円高の時に散々儲けたろ」という言い方も出来ますけど、円高の時はそれはそれで、「円高還元!」とかいって調子に乗ったバカな競合が価格を下げてしまって(円安で戻せるわけじゃないんだから安易な安売りはすべきでないのに)、ただでさえ少ない利益を削り合ってたりするので、輸入小売業というのもまあ大変なもんです。 それそろ良いところにしておいて欲しいもんですが、なんか止む気配ないですよね。どこまでいくのやら。というか、「良いところ」に持って行けない日本経済の弱さの方が問題なのかな。バブル以来20年の問題だから解決するのは難しいでしょうけれど……

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【ドル円】 止まらない円安(執筆時点で1ドル108円67銭) 【定点観測】

ドル円 2014/09/18 さすがにここまでの急激な円安は……歓迎しづらいです。

円相場 1ドル108円台に値下がり NHKニュース

17日のニューヨーク外国為替市場は、FRB=連邦準備制度理事会の金融政策を決める会合の結果を受けて、アメリカの景気の先行きへの期待感からドルを買って円を売る動きが強まり、円相場はおよそ6年ぶりに1ドル=108円台に値下がりしました。 17日のニューヨーク外国為替市場は、この日、FRBがゼロ金利政策について「相当な期間続ける」とする方針を改めて示したことを受けて、FRBは景気を下支えするために金融緩和をしばらく継続させるとの見方から、アメリカの景気の先行きへの期待感が広がりました。 このため、ドルを買って円を売る動きが強まり、円相場はおよそ6年ぶりに1ドル=108円台に値下がりしました。

簡単に言うと「今後もしばらくアメリカの景気が良さそうなのでドルが買われた」ということなんですが……それでここまで円安が進みますか。「1ドル100円台に戻るなんて夢」なんて言われてたのが遠い過去のように思えます。ほんの2年くらい前なんですけどね。 日経平均も上がっているところを見ると市場としては円安を好感している感じっぽいですが、昔に比べれば日本は輸出偏重ではありませんし、電力確保のための石油・天然ガスという大きな輸入があるので、円安と言っても手放しでは喜べない感。アメリカの好景気の恩恵を受けることはあるかも知れませんが…… どうなってしまうんでしょう。

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【ドル円】 ちょっと目を離してた隙に円安進んでた(執筆時点で1ドル105円30銭) 【定点観測】

ドル円 2014/09/05 しまった! 忙しくて目を離してる隙にドル円相場が大変なことになってました。なんたる不覚。8月の中旬くらいまではそれまでの水準「102円と103円を行ったり来たり」と同じ水準で推移していたのですが、8月の中旬以降ぐぐぐっと円安が進んで、今日にはついに一時105円台後半に突入。

円相場 一時1ドル105円台後半に NHKニュース

5日の東京外国為替市場は、4日にアメリカで発表された非製造業の景況感を表す経済指標が市場の予想を上回ったことなどから、円を売ってドルを買う動きが強まりました。 このため、円相場は一時、1ドル=105円71銭まで値下がりし、2008年10月以来およそ5年11か月ぶりの円安水準をつけました。 円安ドル高の進行は、アメリカ経済の着実な回復が背景にあるため、世界経済や日本経済にとって好ましいという見方がある一方、一段の円安は今後、輸入に頼るエネルギー価格の上昇などを通じて企業収益や家計を圧迫するとの指摘も出てきています。

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【ドル円】 お久しぶりの為替相場(執筆時点で1ドル102円40銭) 【定点観測】

ドル円 2014/06/03 前回の記事を書いたのが4/4なので、ちょうど2ヶ月ぶり。忙しくてあんまり為替相場見てなかったというのもあるんですけど、ちらちら見てる限りでは101円後半から102円半ばまでの1円未満の幅を行ったり来たりしていて、あんまりトピックにならなかったというのが更新してなかった理由です。あいや、5/20くらいに一瞬円高に進みましたか、でもその時は忙しくて気付いたら終わってたんですよね……あれ理由何でしたっけ?

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【ドル円】 最近、値動き少ないですね(執筆時点で1ドル102円33銭) 【定点観測】

ドル円 2014/03/26 合間合間に大きな経済ニュースが無かったわけではないんですけれど、その報道で示唆されていたほどの大きな影響はなく、相場としてはこの2ヶ月間比較的落ち着いていて更新するタイミングがありませんでした。だいたい1ドル102円台を行ったり来たりな感じ。来週アメリカの雇用統計が出るらしいので、それ待ちですかねえ。あんまり動きそうにないですけど。

東京外為市場・午後3時=ドル/円こう着、市場の関心は早くも来週の米雇用統計へ | 外国為替 | Reuters

午後3時のドル/円 は、前日のニューヨーク市場午後5時時点とほぼ変わ らずの102円前半。日経平均株価 に連動して上下に振れたが、値幅は極めて小 さかった。市場の関心はすでに来週の3月米雇用統計に向かっており、それまでは方向感 を欠く展開になるとの声も出ている。

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【ドル円】 米株価下落で一時1ドル100円台に(執筆時点で101円21銭) 【定点観測】

ドル円 2014/02/04 今朝起き抜けにこんな記事を見て「あー」と思って調べたらやっぱり円高になってました。あー。

NYダウ 300ドル以上下落 NHKニュース

3日のニューヨーク株式市場では、新興国経済に対する懸念が根強いなかで、この日発表されたアメリカの製造業の景況感を表す経済指標が市場の予想を下回ったことから、アメリカ経済の先行きに慎重な見方が広がりました。 このため幅広い銘柄に売り注文が集まり、ダウ平均株価は、一時、340ドル以上値下がりしました。 結局、ダウ平均株価は、先週末より326ドル5セント安い1万5372ドル80セントで取り引きを終えました。 アメリカ経済の勢いが弱まるのではないかという懸念が広がったことで、この日は、ヨーロッパや中南米の主要な株式市場でも株価が軒並み大きく値下がりし、世界同時株安の様相を呈しています。

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【ドル円】 円高模様(執筆時点で103円48銭) 【定点観測】

ドル円 2014/01/13 一時期、105円台まで突入していたドル円相場ですが、アメリカの雇用統計の数字が予想以上に良くない数字だったことを受けてドルが売られ、一気に103円台半ばまで値を戻しています。

ドル/円が1カ月ぶり安値、米雇用統計が圧迫=序盤の欧州外為市場 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters

ドル/円は0.8%安の103.30円。一時103.26円と12月18日以来の安値をつけた。10日の取引時間中の安値103.83円を割り込んだ後、下げが加速した。 米連邦準備理事会(FRB)が緩和策を縮小する一方、日銀はさらなる緩和策を講じる可能性もあるとの見方から、ドル/円の上昇基調は続くとみられていた。 しかし、10日に発表された12月の米非農業部門雇用者数の伸びは7万4000人となり、予想の19万6000人を大幅に下回った。これを受け、先週中ごろに3%台だった米10年債利回りは2.85%近辺と12月中旬以来の水準に低下し、ドルの圧迫材料となった。

現在の値を見る限り徐々に戻してはいるので、円安基調であることは変わらなさそうなのですが、アメリカの景気がどうなるかは「依然として読めない」というのが現実なのだなあという感想を持ちました。難しいね。

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