"Art Terrorist"再び!

先日、ニューヨーク近代美術館他4ヶ所の美術館に、自分の作品を勝手に展示して話題になった、 “Art Terrorist”こと”Banksy”。 あれから2ヶ月、再び彼がやってくれました(笑)

「芸術テロリスト」今度は大英博物館にニセ壁画
【ロンドン=土生修一】今年3月、メトロポリタン美術館などニューヨークの4つの美術館に自作を勝手に展示した英国人画家「バンクシー」が、今度は、大英博物館に、古代人がスーパーマーケットのカートを押しているニセモノ壁画をこっそり展示した。  この壁画は、「狩りに出かける古代人」の題で、今月16日に「古代ローマの英国」展示室に許可なく置かれ、18日まで3日間、だれにも気づかれずに展示されていた。  大英博物館スポークスマンは「他の展示品と調和していた。タイトルの付け方も本物そっくり」と、“見事”な手口に脱帽のコメント。  「芸術テロリスト」と呼ばれる「バンクシー」の事務所は本紙に対し、「大英博物館が私の作品を常設展示すれば、壁画の面白さがわかってもらえるはず」と本人の声明を伝えた。 (2005年5月21日1時35分 読売新聞)
読売新聞の記事には画像は付いてないんだけど、 英BBCのニュースでは、その問題の画像が表示されていた。 うーむ…確かにこりゃパッと見わからんなぁ… 大英博物館のキュレーターなら解って欲しい感じもあるけど、 (どう見たって、スーパーの牛肉売り場に向かうおばはんじゃないか) アイテム数も膨大だろうしなぁ。 BBCのオンライン版では、この記事に関してかなりの文字を費やして、 謎の芸術家、Banksyの情報を集め、また関係者のコメントも載せている。 まぁそれによると、活動拠点くらいしかわかっていることはない、 そして、大英博物館広報も、 『他の展示物と非常に良くマッチして出来ており、付随していた説明もよく似ていた。』 とお手上げ状態。 同じく、 『彼はそれを私たちが保有できると言っていて、取りあえず今は彼に貸し出している。 今後どうするかは検討中である。』 とも言っていて、 ロンドンで、Banksyの新しいショーがあるし、 そこでは多分、『大英博物館からの借り物です』というコメントが付くんじゃないだろうか、 としている。 BBC NEWS | Entertainment | Arts | Cave art hoax hits British Museum その他、ABCニュースのオンライン版でも、 先日のNYの展示と絡めて報道。 こっちは短め。 ‘Art terrorist’ hits British Museum with caveman fake. 21/05/2005. ABC News Online ていうか、まぁ、面白いのは、 記事の記者含めて、特に誰も非難していないんだよね… 日本だったら、いろいろと書き立てられそうな気がするが、 そういうのがない。 そうは笑いつつも、各美術館も対策はとってくると思うけどね。 いやはや。 全世界で模倣犯が出ないか心配だ(笑)

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