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Amazonで検索すると同じような商品がいくつもヒットすることがあります。いずれも聞いたことがないメーカー製で値段は安価、謳っている性能はそこそこ良いがレビューはものによってばらつきがあり、型番や微妙なデザインの違い(ロゴが入っている、ボタンの大きさが違う、色が違うなど)以外は、他社製品とほぼ同じといって良い。


こういう製品を、俗に「中華コピー」と呼びます。


中華コピーを作るメーカーの多くは中国の企業で、Amazonで注文しても中国から発送されることが多く、注文から到着まで1ヶ月ほど掛かることもよくあります。電化製品に多いですが、以前ステンレス箸を購入しようとしたときにもありましたし、サンダルや枕などブランドにあまり重きを置かないような商品には必ずあります。

以前いた会社でとある商品の製造を中国に依頼していたことがあったのですが、最初の打ち合わせ段階でおおよそのデザイン候補はあり、それにスペック載せてデザインカスタマイズして完成みたいな流れでした。その商品は高価格帯の商品だったので、オプションスペックの検討やデザインの調整に時間は掛けましたが、2,000円程度の電化製品だったら意匠だけ付け替えてそのまま売る、ということは余裕であるんでしょうし、その結果がこの検索結果なんでしょう。一時期話題になった、「若い女性が起業して短期間にすごい数の商品数を用意して売り込む」みたいなビジネスモデルは、結局この中華コピーのメソッドをなぞっただけです。

先の会社では、とある会社の工場のクオリティがすごく低いから途中のロットから違う会社に変えるみたいなことがあって、通常、製造会社変えるっていうといろいろ面倒だと思うんですけど、お金と納期とロットの問題だけ解決すればすぐに製造開始して納品できるみたいな状態で、これって要するに、製造指示書のベースとなる部分が複数の企業で共有されてるからなんだろうなと思ったりします。基本的な技術レベルも高いんでしょうね。クオリティが低ければ次の会社、ダメなら次と、現地のコーディネーターを頼れば取引先はいくらでもいるみたいで、ほんと中国ってでけえなと思いました。モノや概念をどんどん消費しているという点で、個人的にはあまり好きではないけれど、ビジネスのダイナミックさという点で素直にすごいなあと思います。


中華コピーだからといって、一様に質が悪いということはなく、先にレビューしたBluetoothイヤフォンのように十分に使用に耐え、なんならブランド品よりもクオリティが高い場合もあるのですが、全体としては品質が並以下であることは否定しようがないし、そもそもプレイヤーが多過ぎて検索結果が同じような安物ばっかりになるのが正直苦痛です。商品数の底上げ(またはかさ増し)にはなっているのかも知れないけれど、俺が探したいのはそれじゃないってことがよくあります。

それはそれで存在しても別に構わないけど、なんかこうそういう商品群をフィルタして外せるような機能出来ないもんかなあと思う今日この頃です。まあ……仮に実装出来たとして、フィルタ一発で除外できるような機能実装したら、ほどなく国際問題になりそうですけどね。せめて納品までに掛かる時間でフィルタリング出来たら代用になるかもなー
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