卸売の注文方法がFAXとか電話とか 【なんとかならんの】

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飲食店の発注をするようになって、FAXが現役でバリバリ使われてるんだってことを初めて知りました。それも、みんなやってるから仕方がなくというのではなく、「今まで電話で注文受けてたけど、文字で残す方が便利っしょ?FAXスゲえ」的な感じで、FAXでの注文を薦められることも多々あります。

上に乗せた画像は、実際に取引先から送られてきた夏季休業に伴う発注の案内に掲載されていた文章ですが、「業務の効率化と確実性を図る為」とはっきり書いてあります。確かに電話注文よりは効率的で、確実かも知れません。先日も先輩が電話注文した賞味期限短めの商品が、「数量1」で注文したはずなのに「数量2」で届き、参ったなーってなってました。それに比べれば文字に残る方が確実でしょうが、でも今はそれに変わるものたくさんあるよねっていう話でもあります。

昼の仕事の発注先である大手珈琲メーカーさんですら、メールでの発注に出来ませんか?という問い合わせにやんわり「面倒くさいんで今まで通りFAXでやりとりしませんか」と言ってくる始末です。まあ書式をもらっていて、それに数字入れてFAXするだけなのでお手軽っちゃーお手軽なんですけど、新しく取引始めた商品は書式に掲載されてないので、発注するたびに商品名を記入するというツラみがあります。webだったら随時更新できると思うんですけど。

なんだかなー


と思いつつ検索してたら、こんな記事書いてる人がいました。

お菓子の卸販売ではFAXを強要されるが、使わなくてもいい方法 – ベーコンさんの世界ブログ


この方は卸側の人なんですけど、逆に小売りの方からFAX番号を聞かれたり、資料をFAXしてくれと言われたりするそうで、業界全体でFAXがデファクトスタンダードになっている様子が垣間見えると同時に、PCで制作してプリントアウトしてFAXするとかみんな別にFAXを望んでるわけじゃないのに変えられないという実態も見受けられます。うーむ。

考えてみたらば、居酒屋の方も発注はFAXと電話ですね。もちろん卸がそう望んでいると言うのも大きいのですが、それ以上に、現場でパソコン作業というのが存在しないというのもデカいです。タブレットもWifiもあるのに、発注はなぜか電話か手書き。発注してるのは20代から40代の男性でやれば出来ると思うんですけど、やらないです。なんでなんだろう……ちなみにFAXは、ネット経由でFAX出来るサービスなんかもあるので、印刷してFAXする必要は本当はないんですけどね。そういう意味ではやはりパソコン自体が遠い存在だってことがあるんでしょう。


個人的には文字として残るのであれば、FAXでもメールでもLINEでも何でも良いと思うけれど、それぞれがきちんと選べるってのが良いと思うのですよね。まあ……相手がじいちゃんだったりもするのでなんとも言えないところもありますが。徐々には変わるのかなあ。