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というわけで、せっかくなのでまとめておきます。

本当は連載にでもして1つ1つ細かく書いていきたいところなんですけど、時間が掛かりすぎるので、足早に振り返る感じで。それでも長いよ!


大学生の頃に一度取得しようとしたものの、いろいろなタイミングが合わなくて取れずにいた運転免許。これまで、身分証明をするのにいちいちパスポートを出さなければいけなかったり、公共交通機関が発達していない場所での移動が大変だったりと言ったことを除けば、京都市街地で過ごす分には全く不便を感じていませんでした。

でも将来仕事で使うことがありそうだし、旅行であったり大きな荷物を運ぶ必要があったりしたときに、持っていた方がいいよなあということと、今でも十分歳は取ってるけど、これ以上歳を取ると免許を取得するのも大変になる一方だよなあ、ということで、40歳になる前のタイミングで取得すべく教習所に入所しました。去年の9月下旬のことです。



卒業までの流れ

今現在の教習所は、第一段階と第二段階の2段階に分かれていて、第一段階は教習所内での運転、第二段階は路上での運転です。それぞれに学科と技能の必要単位が決まっていて、第一段階の学科と技能が終わったら修了検定、第二段階の学科と技能が終わったら卒業検定という流れです。

普通自動車のコースはミッション(マニュアル車)とAT限定とがあり、ミッションの方が少し高いのかな?オプションとして、補習があっても追加料金を請求されない「安心コース」(35歳までの年齢制限あり)と、予約をしなくても教習所で勝手に予定を組んでくれる「普通車スケジュール作成コース」というのがあり、それぞれ5万円くらいかかります。早く取ってしまいたいのはやまやまだけど、まあ仕事の予定を調整すればなんとかなるだろうということで、コースはミッション、オプション無しでスタートしました。



ゆっくり進む第一段階

予約取りづらいけど、ネットやスマホで予約出来るし、1日に何回かチェックすれば予約出来ます……と説明を受けていたのだけど、実際にやってみると予想以上に予約が取れない。掛け持ちで朝から深夜まで働いてる関係上、予約の空き状況をチェック出来るのが朝と15時半頃と、深夜だけなのですが、まあまず空いてない。なんとかして予約を取って初めて実車を運転出来たのが入所から3週間後の10/15のことでした。時間掛かりすぎだろ……

最初の印象は不安で怖かったけれども、自分の運転で車が動いているのが楽しいという感じ。そのあとしばらくはは順調に1週間に2,3回ずつ予約が取れて、この分なら年内何とか終われるかなという話を担当の指導員の方としていたのだけど、11月に入ったら予約がさらに取りづらくなって、11月は結局3日しか乗れず。12月は年末年始で仕事が忙しいのもあって全く予約が取れなくなって、乗れたのは1回だけ。

年が明けると教習所は繁忙期に入って、高校生が入所してくるし、休みになって大学生も予約入れてくるしで予約取りづらくなるよとは聞いていたものの、まさか全く予約取れなくなるとは……一応、毎日予約の空きがないかチェックしていたものの、実際に次予約出来たのは……なんとびっくり4/1。年内どころか新年度ですよ。年明けてから入所した高校生がもう卒業して免許もらってるくらいのタイミングですよ。さすがにこのペースでは「入所から9ヶ月以内に卒業」という規定をオーバーしてしまうので、なんとか第一段階は頑張ってクリアして、第二段階からオプションに加入することを考え始めました。第二段階だけ「普通車スケジュール作成コース」にすると、ハーフと言うことで3万円の追加。痛いなー。

3ヶ月のブランクは、足回りの動作の不安定さと言う形で現れてきて、それを補うべく1時間の補習。AT限定じゃなくミッションにしたせいなんですけど、慌てるとクラッチやブレーキの扱いが雑になってしまうんですよね……もともと器用な方じゃないんですけど、この辺が若くないってことなのかなってちょっと思いました。まあ、その分慎重になっていいのかも知れないですけどね。

規定の時間をクリアし、指導員による「見極め」もOKが出て、いよいよ修了検定。これをクリアすれば仮免許がもらえて、路上に出られます。



緊張の修了検定

修了検定は、教習所内の決められたコースを一定の減点内でクリアすればOK。多少アクセルワークにぎこちない部分があったものの、課題自体はすべて何の問題もなくクリア出来、無事合格。

今考えたら教習所内なんだし、時間制限があるわけでもないし、落ち着いて課題をクリアすれば簡単じゃないのって思うのですけど、それでもやっぱり「クランクでポールに当てたら一発アウト」とか、「脱輪したら戻ってやり直し」とか聞くと、どうしてもね。緊張しますよね。ただでさえ僕は緊張しがちで本番弱いタイプなので。合格出来て良かった……

修了検定に合格したのが4/15。初めて実車に乗ってからちょうど6ヶ月、入所してからだと6ヶ月半。間に3ヶ月のブランクを挟んでいるとは言え、かなりの長丁場になってきました。



怒濤の第二段階

第二段階からは、追加料金を払って「普通車スケジュール作成コース」に。あらかじめこちらから空いている時間書き込んだ予定表を提出し、それにそって教習所が予約を入れていってくれるというサービスで、それまでの予約に苦労していた状況からすればお金を払うだけの価値がある素晴らしいサービスなんですけど、そもそもそんなお金払わなくても予約取れなきゃ詐欺だよなあ……。とはいえ時間も無いので、ひたすら乗るのです。

教習所によって出来うる限り詰め込まれたスケジュールに則り、4/22から4/30までの9日間で乗車回数実に9回。教習所のGW休みを挟んで、5/15までの15日間で乗車回数12回。路上でのギアの扱い方や、車の操作、落ち着きなどに不安があった影響で、前半で2時間補習があったものの、第二段階は3週間で駆け抜けました。さすがにね、毎日乗ってたら慣れても来るし、最後の方はかなり余裕持って、堀川通や千本通、丸太町通と行った京都市中心部の幹線道路を運転出来ていました。

最後の見極めも問題なく終わって、さあ、卒業検定。



緊張再びの卒業検定

卒業検定は最後に乗った日から2日後の5/17。卒業検定での課題らしい課題はバックでの車庫入れまたは方向転換だけで、とにかく路上を安全に交通出来ればOKであり、修了検定以上に「いつも通りにやれば大丈夫」なはずだったのですが……僕の前に乗ってた人がほんとに初めてかっていうくらい異常に上手で、それを見てたせいで妙な気負いがあって固くなり、まあなんというか、路上で運転した中で一番最悪の出来でした。途中でエンストもしちゃうしなあ。なんで今さらエンストなんかするかなあ。クラッチ踏んでアクセル踏み込めばエンストなんかしないでしょ、しかも路上で……

エンストは確実に減点になったと思うけれど、全体的には状況に即した安全な運転が出来ていたようで、課題の方向転換も一発でクリア出来(方向転換から出てくるときに左手から他の教習車が来て脱輪仕掛けるというトラブルはあったもののなんとかお咎めなし)、無事合格。検定員の指導員の方も苦笑いで「鈴木さん、合格です。緊張してました?」とコメントする有様でしたが、なんとか合格出来て良かった……知ってたけど、自分てほんと慌てるタイプなんだよなあと改めて実感しました。表情にあんまり出ないんで、クールだとか落ち着いてるだとか言われるけど、全然そんなこと無いからなあ。運転は色んなことを教えてくれるなー

というわけで、期限まで1ヶ月を残し、約8ヶ月で無事教習所を終えることが出来たのでした。ああ、払ったお金が無駄にならなくて良かった……あとは、最後に学科試験を受け、合格して免許を受け取るだけ。



まさかの学科試験

というわけでやって参りました、クソ遠いでお馴染み「京都府警察自動車運転免許試験場」。どれくらい遠いかというと、これくらいです。





電車とバスを乗り継いで1時間以上かかります。まあ僕はもちろん自転車で行きましたが。家からだと距離にしてだいたい13kmくらい、40分ほどで到着しました。そこから必要書類に記入して列に並んで書類を提出し、印紙を買って割り印を押し、また書類チェックを受けて受験番号をもらい、適性検査(視覚検査)を受けて試験が始まる時間まで待機。周りはほぼ大学生ばかりですが、二種免許や大型免許の学科試験も同時に行われるので、若くないひともちらほら。

さて、実際の試験はというと、これがね、結構難しいんですよ。1問1点で100点満点中90点で合格、全体の85%くらいはすごい簡単な問題なんですが、残りの15%くらいがすごいいやらしい。それなりに勉強したつもりでも分からない問題がいくつかあり(帰宅してから教科書見返したけど書いてなかったよ)、あとで振り返って気付かいたんですが、別にいやらしくもない普通の問題なのに明らかにうっかりで間違えてしまっていた問題もあり、結果、不合格でした……

試験後、手応えが全くなくやばいなーと思っていたので、不合格自体は驚きではなかったのですが、いざ自分が「3割は落ちるからと言われていた」その3割に入ると結構ショックです。朝早くからこんなところまでやってきて、この後の予定も空けているのに、こんな時間に暇になっちゃって俺は何をしてるんだ……しかも受験票を返却されるときに、参考までにと点数を書いてくれるんですがなんと89点。うっかりで間違ったアレがなければ合格じゃないか。参った。

その日はまあ、飲みましたよね。勉強が足りなかった自分が悪いんですけどね。



リベンジの学科試験

慌てて仕事の調整をして、2日後に再受験することにし、2日間で再び勉強。それまではただ練習問題をやって、90点取れたとか取れなかったとかいっているだけだったんですけど、効果的な勉強法ってないかなと思って調べたところ……

教科書を読みながら、練習問題を解く

そうか!模擬テストで合格点取れたって同じ問題が出るわけじゃ無いし、意味ないわ!
それよりきちんと知識として吸収する方が大事だ!


幸い、教習所の練習問題システムがまだ使えた(卒業はしたけどアカウントが残ってた)ので、それで練習問題をやり、すべての練習問題について教科書でその場所をチェックし、類似問題があればそれもやり、今まで自分が間違った問題や、教習生が間違いやすい問題についても同じことをしていったところ、自分が曖昧に理解していた部分、理解したつもりで出来ていなかった部分などがクリアになっていきました。そうかー勉強ってこうやるんだったよね。ずっと勉強してなかったから、忘れてたわ。問題をきっかけにその周辺を抑えるようにしていかなかったら、漏れが多すぎてテスト対策にならないよね。


というわけで、2回目の受験は無事合格。写真撮影なども無事に終えて、その日の午後には運転免許証を受け取っていました。この1枚を手にするのに膨大な時間と何十万と言うお金が掛かっているかと思うと、なんだそれって感じではあるけれど、苦労しただけあって感慨深かったなあ。やれるもんですね。


なんとか合格

2回目の学科試験の合格者一覧(抜粋)。空いている部分がすべて不合格というわけではないけれど(そもそもの受験番号が飛んでいるみたいなので)、全体の2~3割は不合格になっている印象。昔は落ちる人は珍しかったって誰に聞いても聞くけど、今はこんな感じなんです。。



最後に、まとめ

教習所での技能、学科などを通して感じたことは、歳を重ねて間違いなく色んな能力が低下しているんだなということでした。技能であれば、反射神経は鈍っているし、判断のスピードも落ちてる、理解しきるまでに掛かる時間も長くなってるなど。学科であれば、記憶出来る容量や記憶に入るまでのスピードなど。自分では歳を取っていないつもりだったけれど、周りが20歳前後の人たちばかりだしどうしても実感としてそうなりますね。年取ってから免許を取るのは、割としんどいのでおすすめ出来ません。

一方で、矛盾するようだけれど、歳を取っても割と出来るもんだなという実感もあります。先に上げたような能力の低下は、それ自体がトラブルの原因になることは少なくて、それを実感せずに自分では動けるつもりでやったら動けなかったみたいなことがトラブルの原因になることが多い気がします。スピードの出し過ぎとかね。自分の限界をきちんと把握出来ていればそれに対処することは可能だし、結果的に安全に運転出来るわけだし、特に第二段階後半のミッション車での自分の運転は、まるで「運転出来る人」みたいで自分で褒めてあげたかったです(笑)
まあ、今後、ミッション車に乗る機会があるかと言われると無いだろうけれども。


二条自動車教習所は、京都市中心部にあって教習コースが余り広くなく、その割に教習生を多く抱えすぎて予約が全く取れないという点においては問題がありますが、周りを幹線道路に囲まれ、実践的な教習を積めるという立地、こちらが心配になるくらいフレンドリーで親切で熱心な指導員の方々という2点においてとても素晴らしい教習所です。自信を持っておすすめ出来ます。
(ただし入所の際には「普通車スケジュール作成コース」への申込みがほぼ必須です。余計な出費にはなるけれども、予約が取れないストレスは割とバカになりません。勘も鈍るしね。)

最後に、入所時39歳の男相手に気を遣いながら親切に粘り強く接していただいた、二条自動車教習所の指導員の方々、特に第一段階で担当指導員で、第二段階では「普通車スケジュール作成コース」に変更したことで担当からは外れてしまったけれども何かと気に掛けてくれていた藤井指導員には、本当にお世話になりました。心から感謝します。ありがとうございました。