笑顔のビジネスウーマン


ホールマネージャーがインカムで「お客様の人数が増えられたので準備して下さい」と言っていてなんか違和感。
「人数が増えられた」っていう言い方するのかな?

いろいろ調べてみて、直接ヒットするような情報は無かったけれど、人ではない名詞の「人数」に敬語を使うのがどうもあんまり良くないみたい。日本語として正しいかどうかで言えば、別に「人数が増えられた」でも正しいのかも知れないけど、「お客様が増えられる」とか「お客様の人数が増える」「人数を変更された」など、お客様の行動に対して敬語を使うか、そのまま丁寧語で伝えるかどちらかが敬語としてはナチュラル。微妙な感じが残る表現は、避けるのが良いのかなと思います。つまり、今回の例だったら「人数」という単語をそもそも使わない。必要ないからね。

正しい敬語を使うのは確かに難しいけれど、よっぽど格式ある場面でない限り、極力シンプルにしていけばそうおかしなことにはならないと思うんですよね。相手には敬称と尊敬語、自分や身内には敬称は付けず謙譲語か丁寧語。あとは、場面に合わせて正しい敬語を使うように心がければ自然と身につくかと。つい、慣れた言い回しで言ってしまうこともありますけどね。


「人数」に関しては、丁寧な言い方として「ご人数」という言い方がありますが、世の中にはそれにさらに敬語を加えて「ご人数様」と言っている場合があるみたいです。

答えて!森ちゃま|高級ホテルに学ぶ正しい日本語

× お名前様、ご人数様
○ お名前、ご人数
 名前や人数は人名ではないため、「様」をつける必要はない。


引用元は高級ホテルでの敬語の使い方ですが、丁寧にしようとし過ぎるあまり、過剰な表現になってしまうってことがあるかも知れませんね。特に慣れていない場合。前述のホールマネージャーも、敬語にあまり慣れてないけれど頑張って丁寧に喋ろうとしておかしな日本語になってしまっていることがままあり、スタッフの中にそういうのを指摘出来る人間もいないので、割と変な表現がそのまま使われ続けています。

そんな堅い店でもないしまあいいかと思って放ってありますけど、働いている大学生バイトはいずれ社会に出るわけなので、店の言い回しが必ずしも正しいわけではないよというのを頭に入れつつ、正しい敬語を使っていってもらえればなと思います。大企業ならそのへんの研修もちゃんとあるだろうし、大丈夫だとは思いますけどね。使わなきゃ!ってなったときにうっかり失敗しちゃうのが敬語なんでね。