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前職のときは会社が極端なメール主義で、電話で打ち合わせすることもあるものの基本的にはメールで書いて投げることが多かったです。特にWeb関連に関しては僕が強く要求していたこともあって、決定事項はほぼメールで共有してました。当時、周りの仕事の仕方を見ていて、電話や口頭で約束して忘れたり、間違えたりといったことが多いゆるい雰囲気の会社だと感じていたので、自分の記憶力も含めて、その辺全然信用してなかったです。


で、今パートタイムでエンジニアやってる会社では、社内のやりとりが基本的にSkypeになってます。インスタントメッセンジャー。会社としてはそれで滞りなく回ってる(とみんな思ってる)ので、特に変更を求める気もないし、会社の方針に合わせて僕もそれでやってます。よくよく考えれば、簡単な了承とか連絡とか、読んで捨てる程度のメモであればSkypeで十分ではあります。ショートメッセージに慣れた人にとっては、ビジネスメールを敷居高く思うのもわからないでもないです。(といっても社長は40代後半ですけど)

でもねー。仕事のやりとりってそういうのばかりじゃないんですよね。進行中の企画についての話とか、打ち合わせとか、締切や期限の話とか、今は手を付けない更新指示とか、継続して対応が必要なお客様の情報とか、そういう流れてっちゃうと困るような案件てのもあるじゃないですか。僕はそういうのは全部Macのリマインダアプリとメモアプリに突っ込んでるんですけど、事務の社員さんとか見てると半分くらいは記憶に頼ってる感じで、結果的に「言った言わない」とか「思い出せない」とか「失念してました」とか「数字狂ってます」とかになってる。


しかもSkypeはグループチャットの中で特定のユーザーに向けてメッセージを送るというのが出来ない。つまり、誰かが誰かに対してグループチャットの中で言及してもリマインダが効かないので、注意深くテキストを読んで自分の名前が出てこないかチェックしないといけない。じゃないと漏れる。というか、漏れてる。

そういう人がいる場所で、リスクのあるコミュニケーション方法を採用して結果問題が起きるのは、リテラシーが低い人が悪いのではなくて、それを採用している会社が良くないと思うんです。リスクがあるとき、そのリスクを排除するのが最も大事ですが、その次に大事なことはそのリスクが問題に繋がらないようにすること。その点メールは、削除しない限りそこに残り続けるので(それが鬱陶しい理由でもありますけど)、情報を仕分けたり整理したりする記憶したりするのが苦手な人でも何とかなります。


もちろん、インスタントメッセンジャーすべてがダメなんじゃなくて、例えばハングアウトだったら、GMailのインターフェイスで過去の発言をすべて検索できます。Slackなど返信機能があるインスタントメッセンジャーもあります。入社直後、SkypeからSlackに変更しましょうって言う提案を用意してた(ingressコミュニティで使ってて便利さを実感してた)んですけど、英語インターフェイスしかないサービスを、PCに触るのすら苦労している人たちに薦められるか?というとまあ無理だと思ったので結局止めました。Slackならかなり僕のストレスを解決出来るんですけどね。


ともあれ、仕事の大事な話はアーカイブする必要があるってのは、ツールが如何に進化しても変わらないだろうなと思うのです。SkypeもLINEもTwitterも便利だけど、どうしてもそれだけでは、ねえ?


あと、ちょっと前にのぬふさんが書いてたけど、メール投げてすぐ電話掛けてきたり、席まで来てミーティング始めようとする人たちなんなの。メールとか邪魔くさいからぱぱっと決めちゃおうと言うのはわかるんだけど、こっちとしてはメールでやりとりする必要を感じてるからメールするんであり、答えやすいように項目毎にわかりやすくメール書いてるんであり、電話や口頭で打ち合わせたあと結局メールにまとめて共有するんであり、まあ先方が違う価値観なら仕方ないけど、もうちょっとなんか考えて欲しいと思ったりします。