今働いている会社では2ヶ月ごとに「最も頑張ったと思う人を投票する」仕組みがあり、簡易な相互評価システムとなっています。一応記名投票ですし、普段は漠然と考えている評価や信頼の度合いなどについて、大なり小なりさらってみる機会になっています。やっぱりあの人がいるだけで安定感全然違うよなとか。

投票の結果は獲得票数だけが発表され、獲得票数が多かったスタッフが表彰される(賞状と金一封)のですが、その結果を眺めていていつも思うのは、「最も頑張ったと思う人」に対する考え方って2種類あるんだなあということ。どちらが正しいと言うことは無いのですが、多分僕の考え方は少数派なので余計にそう思います。


2種類の考え方:

  1. 最も実力がある人を評価する
  2. 実力に対して相対的に大きな成果を出した人を評価する


投票結果から感じる、一般的な考え方は「最も実力がある人を評価する」。接客が素晴らしかったり、ドリンクを作るのが早かったり、英語が流暢だったり、その人がいることで店のクオリティが上がるような人。確かにそういう人は同時に重圧も大きく仕事も多いわけで、頑張ってもいるし、評価するに十分値する人だと思います。異論はありません。

ただ僕の中ではもうひとつの軸として「既に評価を受けている人がクオリティの高い仕事をしても、それは特筆すべきことでは無い」という考え方もあります。その人の仕事が良くないとか評価する必要がないと言うことではなくて、「頑張っている」という表現を考えたとき、それまでの評価や実際の実力に比べて「相対的に」大きな成果を生むことが出来た人のことを、僕は「頑張った」と表現したいと言うことです。

ベテランと新人の仕事のクオリティに差があるのは当然ですけど、入ってから毎日勤務して仕事を覚えて、わずか2ヶ月間で1人前に仕事が出来るようになった新人がいたとすれば、僕はそちらの方を評価したい。そもそも実力ベースで評価すると、じゃあなぜ店長や料理長が選ばれないのか?と言う話になるわけで、難しくなってしまう。実際には「誰もが明らかに認める実力者」を除いた人の中で「最も実力がある人」という選択になるようなのですけど。


僕の考え方も、実際にやってみると落とし穴があって、単純な人気投票になりがちです。また不器用で結果的に「頑張ってる感」ある人を安易に評価してしまうのもちょっと違う。それは「汗はかいてるけどもう少し要領よくやれ」ということであって頑張ってるとは違うし。単純に、戦力になってるベテランから選べば良いのかなとも思うのですが、よりよい給料を貰っているスタッフがよりよい仕事をするのは当たり前じゃないの?という思いもありなかなか難しいです。


まあ、難しく考えすぎなんでしょうけどね。