「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2014年10月データを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました。


使用データ

政治意識月例調査 | NHK放送文化研究所




内閣支持率



58% → 52%。

相変わらず支持率落ちませんね。内閣支持率と言えば、「内閣発足半年後には30%台」というのがここ8年くらい続いていた(というよりここ15年でそうでないのは小泉さんだけ)ので、逆に新鮮です。安倍さんがそこそこ支持されてるのは、色んな政策決定上好ましいかなとは思うのですけど、今までと何が違うのかなと考えるとよく分かんないですね。鳩山・菅はともかく、野田さんはもう少し指示されても良かったような気がしますしね。なんだかんだ言って国民は、強い自民党を望んでるってことなんでしょうか。よく解りませんけれども。


来年4月には消費税増税第2弾が控えているわけですが、2度の消費税増税を経て支持率50%を維持出来たなら相当すごい。さっき「強い自民党を」って書きましたけど、その自民党が最も強かった頃の竹下内閣だって、消費税の逆風に耐えられませんでしたからね。……と言ってもあのときはリクルート事件とかいろいろ起きたんで一概には言えませんけれども。
(ちなみにその時の内閣支持率は4-7%)

これだけ懸案だった法案をたくさん通した内閣ってのも珍しいわけで、そういう意味では官僚の信頼は厚いかも知れないなと思ったりします。まあ、政治は何が起こるか分かりませんが。



政党支持率



日本維新の会が結いの党と合流して「維新の党」になりました。支持率は初回1.4ポイント。解党直前の旧日本維新の会が1.7ポイント、分裂後が合わせて1.3ポイントだったことを考えると、少数野党としては上々の滑り出しです。その他の見どころは、自民党が40%台維持、みんなの党が0.0から0.5にジャンプアップ、社民党が微増くらいでしょうか。最近は地方選挙も含めてあんまり大きな政治イベントがありませんし、こんなもんかもしれません。


現在の日本の政党は、与党(自民党、公明党)、野党第1グループ(民主党、共産党)、野党第2グループ(維新の党、社民党、みんなの党)、野党その他(次世代の党、生活の党など)といった感じに分けられますね。ここで民主党が第2グループを合併して、かつての民主党や新進党、日本新党のような「寄せ集め野党」を結党するとまた同じ歴史が繰り返される(一時支持を受けて政権奪取まで果たす、または近付くけれど政策が調整出来なくて結局破綻)んでしょうけど、うーん。どの党も党首の個性が強くて一緒にやれないから分かれたみたいな経緯があるし、さすがに今の民主党では無いかなあ。

自民党が強いのは変わらないんで、どうせなら面白い方が良いと僕なんかは思ってしまうんですけどね。あ、そういう意味では今のわけわからん党も一応支持を受けてる状況は面白いとも言えなくはないか……先月も書きましたけど、自民党は30%くらいの支持で、連立与党は3党くらい、野党は支持率5%くらいのがいくつかあるみたいのだと、政策議論が政党同士で行われて楽しいと思うんですけどね。自民党だけが強くなってくると政策議論が派閥同士になって、焦点化しづらくなっちゃうので……


来月はどうなってるんでしょうか。