ジャーナリスト高橋秀実さんによる超進学校、開成高校の野球部のドキュメンタリ。甲子園出場を目標として、彼らは何を考え何をトライしていくのか。弱者の戦法としてはひたすら守備を固めて相手のミスを待つという戦法かなと思いきや、実際には、長い時間を掛けて修練を重ねないと能力を上げられない守備よりも効率的に上げられる攻撃に重心を置き、短時間で相手を破壊する超攻撃的なチームづくりを目指していると聞いて、初めとても意外に、次いで理由を説明されて納得。


……それで合理的な戦略に従ってチーム作りが出来、実績を残すことが出来れば万々歳なのだけどそこは少年を教育する高校野球、また毎年メンバーが替わる高校野球。なかなか大人の計算通りには行かず……この毎年見守っていく感がとても楽しい。筆者の高橋さんが「大人目線」でアドバイスしたくなるところを最低限に抑えているところも良いなあと思います。そういう少年たちの心理を描き出す感じがとても良い感じでした。


ちなみに開成高校は今に至ってもまだ甲子園には行ってないんですよね。いつかその夢が叶うよう(それも21世紀枠とかではなく実力で)、祈っております。