もう2ヶ月になりますか、4/20に東洞院六角上るに食料品を中心としたテナント「八百一本館」がオープンしました。

京都八百一本館

八百一さんというのは要するに八百屋さんでありまして、高島屋だとか京都伊勢丹だとかのデパ地下食料品売り場に野菜売り場として出店している会社さんです。八百一本館でもさすが本業、質の良い野菜が安い値段で売られてとっても素敵。買い出しするときに一応高島屋も回るんですけど、野菜に関しては同じ八百一さんでも高島屋よりも八百一本館の方が安いので(たとえば高島屋八百一では103円のえのきが八百一本館では58円とか)、最近は高島屋で野菜を買うことはあまりなくなりました。


そんなわけで結構気に入っている八百一本館さんなのですけど、「八百屋」を離れてテナントとして見たときにはいくつか気になる点がありまして。ざっくり箇条書きするとこんな感じ。

  1. レジの配置が悪くて行列が陳列棚の中に配置されるため1階の乾物全般買えない
  2. レジからテーブルへの動線が悪くてスムーズに行けない
  3. 離れたところにさらに2つレジがあり、どう並んだらいいのかわかりづらい
  4. 2階から1階に下りてくる際の動線が最悪すぎ
  5. 1階と2階とどちらに陳列されているのかわかりづらい
  6. 野菜売り場の動線が混乱している
  7. 魚、お肉は全般的にお高め

レジの配置とか最初は「慣れれば気にならなくなる」と思っていたのですけど、2ヶ月の間、週に2-3回ずつ通った結果上のような感想をもったので「慣れの問題」では無さそうです。


それぞれ簡単に説明すると。

1. レジの配置が悪くて行列が陳列棚の中に配置されるため1階の乾物全般買えない

多分最初にデザインが出来上がってからレジを配置したからだと思うんですけど……

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雑貨売り場の横列は常にレジ待ちの人の列に占領されています。
パントリーさんは怒っても良いんじゃないでしょうか。


2. レジからテーブルへの動線が悪くてスムーズに行けない

狭いんですよ。そして曲がり角多すぎ。

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3. 離れたところにさらに2つレジがあり、どう並んだらいいのかわかりづらい

元々そこは現金専用レジだったんですけどねえ……
何か今は普通のレジになってます。でも……使いづらい。


4. 2階から1階に下りてくる際の動線が最悪すぎ

1階と2階はエスカレーターで行き来するんですが。

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2階からエスカレーターで下りてきたあとは、大混雑のレジ前を通るか、同じく大混雑の野菜売り場を通るかしないと出口にたどり着けません。もうね、これが鬱陶しすぎ。これだからデザイナー主導の動線設計は……
完全に失敗です。


5. 1階と2階とどちらに陳列されているのかわかりづらい

1階のレジ前の雑貨コーナー(「パントリー」)には、そば、小麦粉、米、雑穀、醤油、味噌などなどが並んでいます。一方で2階の雑貨コーナー(これまた「パントリー」)には、お菓子、お茶、パスタ、缶詰などなどが並んでいます。これがねえ、どっちに何があるんだか解りづらいんですよ。最初に行ったとき、パスタはどこにあるんだろうかと1階を散々さまよい歩きましたよ。どうなってんだ。案内の1つくらい出したら良いと思うんですよねえ……


6. 野菜売り場の動線が混乱している

先日、野菜を買っていたら、八百一さんの先輩社員が後輩社員に、

「あかんあかん、きちんとな、動線に沿って陳列するようにせなあかんねん。動線こうやろ、だからな、そっちからきちんと見えるように置かないと、お客さんは手に取ってくれへんねん」

と言ってました。話としては正しい。ただねえ、八百一さんの売り場って動線が循環してるんですよ。2人がいたのはこの場所なんですけど、

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この場所って入口からそのままパン屋の前を通ってくる人と、真ん中の島を通って見に来る人とで動線が混乱してる地域なんです。

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それは別に僕が勝手に言ってることじゃなくて、5分くらい売り場に立ってればわかることです。あれ、ここの動線ってなんなんだ?ってことは。先輩さんはその辺、きちんと理解した上で教育した方が、売上に繋がると思うのですが如何でしょうか。


7.魚、お肉は全般的にお高め

魚は「西浅」さん、お肉は「いづつ屋」さんと言うところが売られているのですけど、まあそうですね、全般的にお高めです。魚とかもうすこしタベルト(藤井大丸地下)を見習ってくれと思います。確かに質は良いのだけど……1切れ300円の魚を庶民が買えると思っているのかと問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。庶民向けに置かれている冷凍サバだとか冷凍サーモンだとか、お前らの庶民はこれ食っとけ的完成はこんなもんなのかと問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。いづつ屋さんのおいているお肉は僕らがいつも買うお肉に比べて100グラム当たり100円くらいお高いのですけど、これはあれか、ターゲット外ということなのか。そうですか。まあ、お肉に関してはそれでも仕方ないか。軟骨置いてください。


全体的なまとめ

「八百一本館」は、これまでありそうでなかった食のモールと言うことでとっても、良い出来だと思います。特に野菜中心の食生活である我々にとっては、もうね、とてもありがたい。ただ一方で、テナント全体を見てとか、他の店舗のことを考えてとかとなると、不慣れなのか、あんまり手際が良いといいがたい部分は多いです。

オープンから2ヶ月経った今でも、社員の男性のレジ捌きは素晴らしいのに、パートの女の子のレジ捌きが総じて鈍くさいのは何とかならんのか。ポイントカード忘れることもあるわけだから、レシートで後付けして欲しいのだけど、最初から無理ってもうちょっと何とかなんないすか。

試みとしては本当にまったくとても素晴らしいので、1人のファンとして、その成長を見守って行けたら良いなと思って今日も八百一本館に行きます。頑張ってください。



追伸:2階の前田豊三郎商店も素敵よ

最初に行ったとき、知る人ぞ知る千葉県の酒蔵「寺田本家」の主要なお酒が揃っていて驚愕しました。特に、扱いの難しい発芽玄米酒「むすひ」が十分にストックされていて、なんだこの店は!と。残念ながら「むすひ」は今現在在庫切れで近々また発注かけると言うことなのですけど(曰くロットが30本なのでなかなか頻繁にバックオーダー出来ないとのこと)、ともあれ、そのアンテナ具合が僕らとビビビッと合ってしまいまして、やるやないかと。なんというか、量販店みたいに「全国どこでも手に入るお酒だけを置く」のではなしに、1対1で取引しながら納得出来るお酒を置いていくというのはとても大事よね。最近、いくつか小さい酒屋さんに行ってみる機会があり、そんなことを思いました。