AWS


Amazon SES」というのは「Amazon Simple Email Service」の略で、メール配信をサポートしてくれるAmazonのサービスの1つ。APIを通して利用でき、料金はメールの送信数と転送量とにそれぞれお金が掛かる従量課金制。

具体的な料金表はこちらにあります。

Amazon SES(バルクメール配信サービス Amazon Simple Email Service) | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)

送信数

  • 1,000通あたり $0.1

転送量

  • 最初の 1 GB/月 無料
  • 10 TB まで/月 $0.12/GB
  • 次の 40 TB まで/月 $0.09/GB
  • 次の 100 TB まで/月 $0.07/GB
  • 次の 350 TB まで/月 $0.05/GB


計算してみる

5万人の会員に週に1回メールマガジンを送付するときの月額料金を計算します。

週に1回と言うことは多くて月に5回配信すると言うことなので、1ヶ月の送信数は25万通になります。

50,000人 × 月5回 = 250,000通

送信数にかかる料金は1,000通あたり$0.1なので、250,000通では$25。

250,000通 / 1,000通 × $0.1 = $25


メールマガジン1通の容量は内容に依って大きく変わると思いますが、ここでは想定しているものに沿って1通最大50KBとします。その場合、月の最大転送量は11.92GBになります。

250,000通 × 50KB = 12,500,000KB ≒ 12,207MB ≒ 11.92GB

転送料に掛かる料金は10TBまではGBあたり$0.12なので、$1.43。

11.92GB × $0.12 = $1.43


というわけで合計金額は、$26.43/月。
$1 = 90円で換算すると、2,379円/月になります。



比較してみる

Googleで適当に検索して出てきたメールマガジン配信ASPを上から調べて、サイトに料金表を明示しているASPで運用した場合の料金を書き出してみるとこんな感じになります。



サービスの安定性や速度などは全く調べていないのですが、それでもAmazon SESで運用した場合のコストの2-10倍のコストが掛かります。



まとめ

ここで表示しているのはあくまでランニングコストであり、自前で運用する場合には、管理アプリケーションの開発や管理までコストに入ってくるので、必ずしも「Amazon SESがお得!」という話ではないのですが、技術力があったり、自前の管理システムが既にあったりという場合には、ASPを利用するよりもお安く済むかなーと思います。



おまけ(その1):SESのAPI

SESのAPIはちと癖があって、ファイルを添付しようとしたり、BCCにたくさんアドレスを入れようとしたりすると不幸せなことが起きるかも知れませんが、普通の一般的なメールマガジンを送付する分にはとても簡単に使えます。SDKありがたい。

おまけ(その2):メール送信数の制限

SESを使うと過ぎに大量のメールを配信できるわけではないようです。
SPAM認定されないように少しずつ送れるメールを増やしていくのだとか。

Amazon SES(バルクメール配信サービス Amazon Simple Email Service) | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)

Amazon SES にアクセスするプロダクションの許可が降りるとすぐに、24時間当たり10,000通のEメールを送信することができます。Amazon SES を介してEメール送信を開始した後、高品質のEメールをより多く送信し続けることで、自動的に送信制限が増加します。


リリース直後は上手いこと調整しながらサービスしていく必要がありそうですね。