田中ロミオさん原作のライトノベル/SF「人類は衰退しました」のコミカライズ。ただし通常のコミカライズと違って原作を忠実にコミックにしていくのではなく、「設定だけ使ってオリジナル話をやってもらうのはどうでしょう?」(あとがきより田中ロミオさん)というコミカライズ。だからストーリーは新作だし、祖父、わたし、妖精さんの雰囲気も原作とは少しずつ違っています。イラストの雰囲気、センスも原作の挿絵(戸部淑さん)ともアニメとも違っているので(特に妖精さん)、一番最初は少しんん?と思いましたがすぐに馴染みました。むしろこれもありかも。

原作ではなく、かといって原作を壊すことなく、サブタイトルに「のんびりした報告」とあるとおり全体的にはっきりとしたストーリーがあると言うこともなく、下手になぞるよりもこうした「解釈」の方がよほど原作に近い気がします。特に原作を読んでいる人であれば、絵柄の違いが不思議に思えるくらい自然に読めるはず。サブストーリー的な感じで。素敵。


帯で田中ロミオさんが「この一冊で終わってしまうのが惜しまれます。」と書かれてますが続編…ないの?Wikipediaを見る限り挿絵、コミカライズ共にいろいろと紆余曲折があったみたいだけど、そうかー。

人類は衰退しました - Wikipedia

吉祥寺笑さんのコミカライズの方は今も連載続いてるけど(そちらは本当に原作のコミカライズ)、見富拓哉さんの方はこれで終わりなのね。月刊IKKIの連載も今はしてないみたいだし…残念。もし機会があったら続編も読みたいなあ。だめですかー。そですかー。


ともあれ、そんな「残念」に思うほどの素敵な1冊でした。
原作読んだ人、アニメ見た人は是非読むべき。