Amazonでも在庫がないので、既に入手困難かも知れませんがとても面白い号だったので紹介。

表紙はシャルケの内田篤人。大きめのフォントで「内田篤人は、なぜ逆境に強いのか。」とあるので内田の特集かと思ってしまいそうですがそうではなく、欧州でプレーしている日本人サッカー選手の特集号。現在目立っている若手選手(香川や長友など)だけでなく、FIFA大学院で学んでいる宮本恒靖さんやバルサのカンテラに入った久保建英選手、欧州で活躍して日本に復帰した選手(中村俊輔や高原)、1.FCケルンのユースでGKコーチを勤める田口哲雄さんなど、幅広くスポットを当てているのが面白いです。


どの記事を読んでも面白いので立ち読みで良いから是非全部目を通して欲しいと思うのですけど、まあなんというか思ったことは、みんなあまりに若い。いやホントに。身の回りにいる、彼らと同年代の日本人はもっと全然子どもですよね。その頃の僕だってもう全然子どもでした。

例えば、バイエルンからホッフェンハイムに移籍して活躍している宇佐美貴史。先日のロンドン五輪では満足なパフォーマンスを披露できず表情が晴れませんでしたが(本人曰くふて腐れたりやる気が無かったりしたのではなく自分への不満)、でも彼、20歳なんですよね。20歳です。ハタチ。高校卒業して2年しか経ってない。成人式には長岡京に帰ってくるんでしょうか。今号のインタビューではドイツに渡るタイミングで入籍した奥さんと一緒なのですが、奥さんの前では少し子供っぽさも見せつつサッカーに対しては本当にマジメで大人。俺の20歳の時は…

またシュツットガルトで活躍する酒井高徳もまだ21歳。インタビューでも言ってますが既に結婚していて子どもも2人います。本田もそうだし吉田もそうだしなんか欧州組は結婚早いな。何かあるんでしょうかね。わかりませんけど、単に結婚して子どもがいると言うだけではなくて、サッカーに対する考え方(つまり自分の仕事や人生に対する考え方)がとても21歳とは思えないです。や、置かれた環境と個人の意識次第であって年齢ではないのかも知れませんけども、それは頭では解っているけれども、でもなあ。俺の21歳の時は…


その他、ブルガリアでプレーする松井大輔、ルーマニアでプレーする瀬戸貴幸、ロシアでプレーする篠塚一平のそれぞれの環境のレポートとなぜそこを選んだか、そのあとどうしていきたいかという記事も面白かったし、長い間試合に出れなくてそれでも「心を整えて」出番を待って、今ようやく活躍するチャンスを得た長谷部の記事はもうなんだか読んでてじんわりきました。そういうリスクがあることを解っててやったにしても、それでもやっぱり「飼い殺し」されているという記事を見るのは…つらかったので。


ああ、だらだら書いてたら全部の記事の感想を書いてしまいそうなのでこの辺で終わりますが、全編通して「ああ、頑張ってるなあ。頑張れー。俺も頑張ろう」と思いながら読んだのでした。良い特集でした。もう手に入らないかも知れないけど。コンビニとか書店とかならあるかな。是非探してみて下さい。



おっと、最後に表紙の内田篤人選手のエピソードを。

内田選手は先日の試合でブンデスリーガ移籍後の初得点を挙げたのですが、




その時に友人から来たお祝いの電話やメール。吉田麻也選手からの連絡が遅かったとご立腹でした(笑)吉田麻也選手の方は吉田選手の方で「ゴールをきちんと映像で見てから連絡しよう」という吉田選手らしい律儀な事情があったみたいですが、なんというかそのやりとり全体が微笑ましい(笑)

仲良くて良いねえ。

ミムラユウスケさんの「内田篤人は嬉しく無さそうに嬉しさを表現する天才」という表現はホントにぴったりだと思います。吉田選手の話をするときもそんな感じなんだろうなあ。なんかなーそれがなんかいいんだよな。内田は。うん。