余り身内の恥を公共の場で晒すようなことはしたくないのですけど、なんかこう感情のやり場がないので。


あ、これはフィクションの話ですよ?

登場人物:

  • 長女 … 身体障害者で独身、キリスト教徒。弟に扶養されてきたが父母の死去をきっかけにして独立を決意、この冬から自身の貯金で生活することに。
  • 次女 … 弁護士の夫に先立たれた未亡人。相当な額の生命保険金はすべて自身の生活費と息子夫婦への小遣いに消えた。年金を納めていなかったので支給額は0円。
  • 三女 … 公務員の夫と結婚、自身も公務員。既に定年退職し将来も特に問題なし。離婚して帰ってきた娘と同居中。
  • 長男 … 自営業。40年にわたって父母、長女を扶養してきた。長女が居住する個所を除いたすべての土地家屋を相続し、現在も長女を扶養している。
  • 四女 … 某国営放送アナウンサーと結婚し兄妹の中で最も裕福な生活を送る。将来の心配もなし。

経緯

  1. 父母の死去に当たり、身体障害者の長女が医療老人ホームに入居することが決まる。費用は長女の貯金を充てることに。
  2. 長女の独立にあたり既定路線となっていた老人ホームへの入居を次女・三女・四女が反対して白紙になり、代わりにより費用の安い老人マンションへの入居が決まる。老人ホームとは違うので、病気になった場合には退去しなくてはならない。
  3. 次女・三女・四女が長女の貯金を使ってマンションへ入居することに反対し、その費用を長女のもつ土地を長男に売却することで、実質的に長男が支払うように求める。
  4. 長男が土地の購入を断ったため、その土地を担保に費用を借金する旨一筆書けと次女・三女・四女が迫る。長女はその事実を聞かされていない。
  5. 次女・三女・四女の要求を長男が拒絶した上で長女に事情を説明。従来の取り決め通り、貯金を使ってマンションに入居し出来るところまで生活、将来困った場合には長男が支援するということで話がまとまる
  6. 次女・三女・四女「グギギギ…」 ← イマココ

背景

  • 自分にお金があるかどうかは関係なく長女のために1銭もお金を出したくない次女・三女・四女
  • かといって長女を助けるポーズはしておかないと、長女の死後、その遺産分配に預かれない
  • 将来自身らで山分けするために長女の貯金が目減りしてもらっては困る
  • そこで所有する土地を迂回して長男に金を出させるという手段を思いつく
  • 馬鹿の浅知恵


この話はフィクションです。


良いおばさん達だったんですけどねえ。確かにときおり、我の強いところや我が儘なところ、だらしないところは目に付きましたが、それで僕自身が迷惑を被ったことはないし(妹はずいぶんと虐められたみたい。そういうこともあって僕は彼らを一生許さない)、まあ疎遠にしておけば良いよねと思っていたのですけど、金の匂いに釣られてのこのこやってきて挙げ句の果てに法律の専門家に対して一筆書けとは笑止千万。「将来への不安」と「埋蔵金」というワードが絡み合うと、人はこうも狂うものなのかととても悲しい気持ちになりました。

なにより長女の叔母さんがかわいそう。良いように利用されるだけされて、実際に一人暮らしを始めたら姉妹全員寄りつきもしないんだぜ。父母が死んだときだって「3人で毎日交代でお姉さんの顔を見に行くわ」「夕食の準備も交代でするわね」と言っていて1日もしないというのはどういうことか、まあ、自分の姉を助けるつもりは1つも無いけど面と向かってはぬか喜びさせておこうっつうことですね。ああ、どこまで人は汚くなれるのか。

次女に金銭的余裕がないならば、余裕がある三女と四女が助けてあげなさいな。長女が困っているのなら姉妹みんなで支えてあげなさいよ。それが家族ってもんでしょう。それが真っ先に自身の金の話が来て、そのためにどういい顔をしたら有利かという算段が来るってどういうことなの。それに敏感に反応した長男の嫁がまず激高し、それを追究された長男が困って娘に電話で相談し、それを聞いた娘が早まって激高し、息子が何とか長男の嫁を取りなしたもののこっちは一家離散の危機ですよ。あほか。事情を中途半端にしか知らない娘はいまだに母親に対して怒ってるみたいですが。


あ。フィクションでしたね。そうですそうです。


ですからね、人というのは金が絡むとそこまで汚く変貌できるのかと本当に思いましたね。変貌?いや違うか、本性が出るのかも知れませんね。祖父母の死後、本性をむき出しにして近付いてきた身近な人間と、本当に心情によって声を掛けてくれた人とで綺麗に色分けされました。ああ、この人はこうだったんだ、ああ、この人は本当にありがたいなあ。

そういうわけでね、この話はフィクションですけれど、もしこの話を読んでね、これもしかしてうちの親類の話じゃないかと思った人がいましたらね、直ちに縁を切ることをおすすめしますよ。金に狂って肉親の心情すら踏みにじる、そんなの日常に溢れているのかも知れませんけれど、うちの家系では3人だけです。彼らがご迷惑を掛けてしまう前に、なんならうちの家ごと縁を切って頂きたい。それくらいのことを思います。

僕自身、自分の将来に対する不安は、考えるのを辞めようと思ってしまうほど強いですけれど、少なくとも彼らのような自分の財布に入る金額から逆算するような人間にはならないようにしようと改めて強く思いました。そんな人間になるんだったら橋の下でのたれ死んだ方がマシだ。絶対にだ。絶対にだ。この自分の思いだけはノンフィクションです。絶対にだ。