前回に引き続き、パトレイバーの小説版。
お前今さらと思われるでしょうが、ゆうきまさみコミック版から入った僕はそれだけで満足してしまい、ビデオ版(TVシリーズ/OVAシリーズ)までは何とか行ったものの、小説版まではたどり着かなかったのですね。そういうわけでなんとなく今になって手に取ってみてるわけです。(ちなみに絶版&価格高騰で手に入りにくいものあり。スターウォーズ小説版の時と同じだ→今日見たらどえらく値下がってたので買いました)


本書は、おたけさんこと熊耳さん登場直前を描いた「シンタックス・エラー」と遊馬の過去および父親との確執の原因を描いた「父の息子」の2編を収録しているのですが……特に「父の息子」の出来が凄い。



出版から20年も経ってるんだしネタバレしても良いと思うんですけど、

「遊馬は実は篠原家の次男坊で兄がおりその事故死がきっかけで父親と鋭く対立している」

…ってそんな描写って今まで他のどこかにあったっけ。。


伊藤さんの後書きというか解説を読む限りでは、最初の設定には無く、コミック版、テレビシリーズが進む過程で「次男坊っぽいよね」という現場の印象から付けられた設定のよう。そうだったのか。そう言われてみるとあまりにぴったりすぎて(意地っ張りの割に甘えん坊なところとか)なんだか最初から合った設定みたいです。

んで、その遊馬の心象描写が細やかで。横手さん凄い。パトレイバーって「コミック版とテレビシリーズと映画版はそれぞれパラレル」と公式に言われてるほどいろんなキャラクター付けがなされているのだけど、そのどれにも共通するような、そんな小説版の遊馬の描写がとてもわかりやすく、また解りやすいけれどあくまで第三者的視点なので読んでる方も感情移入しやすく。「本人語り」は深くまで吐露できるけど、自分と合わない場合には感情移入できないことも多いですからね…



今になってパトレイバーについて新しい発見があるとは思いませんでした。
これはこれで楽しい。



いよいよBDボックスを買ってしまう日が近付いてきたかな…
でも全部揃えると大変なんだよな…10万超える。









とりあえず、第3巻に行きましょう…