さくらVPSにもう1台のさくらVPSをマウントする(VPSその2)

前回設定したサーバは元気に稼働しております。サイトは現在はてなで運営中の1日1ニコの移転先。
まだβ状態で、更新はされているものの特に公開していない(5/1から移転の予定)ので、
それほど負荷は掛かっていなくて多くて1日100PVくらい。
おかげで今のところは表も裏も超快適ですがこれでどの辺まで捌けるかは良くわかんないですね。

Apacheの設定はほぼデフォルトなので徐々にチューニングしていきたいと思いますが。



…で、表題の件。

何となく思いついて試したら上手くいったのでメモを。
別に両方さくらVPSである必要性は全くないんですが、手元に環境があるので。

手順

  1. 外部のディレクトリをマウントするサーバの設定
  2. sshfsのインストール
  3. fuseグループに使用するユーザーを追加
  4. マウントするディレクトリを作成
  5. マウント
  6. ファイルが作成できることを確認
  7. アンマウント

※ サーバ起動時に自動マウントするのはなぜか上手く行かなかったので保留。


以下、簡単に説明を。



1. 外部のディレクトリをマウントするサーバの設定

あれこれ設定。

さくらのVPSを借りて最初にやってみたこと(VPSその1)

マウントさせたいディレクトリがあるサーバと同じユーザー(正確に言うとそのディレクトリの所有ユーザ)を設定しておく。


2. sshfsのインストール

検索して色んな情報を見ましたが、今はyumでさっくり入ります。

# yum -y install fuse-sshfs


3. fuseグループに使用するユーザーを追加

例えばこんな感じ。

fuse:x:1000:hoge


4. マウントするディレクトリを作成

# mkdir /mnt/test
# chown hoge /mnt/test

所有者を使用するユーザーに変更しておきます。


5. マウント

3で設定していれば一般ユーザで実行できます。
$ sshfs -p SSHポート番号 ユーザー名@サーバ:ディレクトリ マウントポイント

$ sshfs -p 22 hoge@192.168.0.1:/var/www /mnt/www


6. ファイルが作成できることを確認

$ touch /mnt/www/test


7. アンマウント

$ fusermount -u /mnt/www



多分これで大体OK。

自動マウントは「/etc/fstab」に書けば良いんだと思うんだけど、上手く行かなかったので保留。




ちなみに…何をしたいのか

こんな事を考えました。

MovableTypeを静的に使ったブログにおいて、1つのサーバをユーザー用(index.phpなどを配置)に、もう1つのサーバを管理用(mt.cgiを配置)にできないか?

要するにMovableTypeが重いんですね。サーバの混雑に弱いというか。
少しでも表示が混んでくるとMovableTypeの更新がきつくなってくるという。
だったら、表と裏で切り離しちゃおうぜ、と。

問題はMovableTypeが生成した静的ファイルをどうやって送るかだったので、
とりあえずマウントしてそこに書き出しちゃえば?という単純な発想からテスト。
マウントはあんまりコストが安くない気もしないでもないですけど…
常にアクセスが生じるという使い方(ストレージ的な)ではないので、何とかなるんじゃないかなぁ…

ま、やってみてダメなようならまた考えます。