一部紙面で320議席まで行けると報じられるなど民主党の圧勝は既に決まったようなもんですが、それが有権者の判断なら仕方がないことかと思います。正しいことが選ばれるのではなく、選ばれたことが正しいのが民主主義だと思うんで。


まぁそういうわけでそれについては既に諦めてるんですが、それにしても民主党が予定している政策は酷い。もちろん一部でそれは良いねと思うものもありますが(昨日見かけた「複数年度にまたがる予算」ってのは使い方によっては良い感じがしたんですけどどうなんでしょう?)、農業政策、外交政策、税金周りなどマニフェストに記載していることも、以前から強く主張しているにもかかわらずマニフェストに記載していないようなこと、マニフェストを実行したら必然的に生じる事態も、とにかく酷い。非自民を選ぼうとするとこんな政党を選ぶしかない日本人が不憫でなりません。いくら自民党がアホだからって、なんでこんなわけわからん政党を選ばなあかんのだ…。
そういうわけで自民の今までの閉塞感を打破し、様々な無駄遣いを止め、福祉を充実させて平和な社会を作る代償として月々の収入の15%が税金として上乗せされ、さらに4年後には消費税も上げられて、高い負担で生活を支える社会へと変貌を遂げようとしている日本国なわけですけれども(現在でさえ世界一税金に対するリターンの悪い、実質的に最も税金が高い国として知られるのに…)、

民主党は現行制度を抜本的に改め、職業に関係なくすべての人が同じ制度に加入する「一元化」を目指す。収入の15%の保険料を納付し、将来はそれに見合った額を受給する「所得比例年金」に「最低保障年金」を組み合わせる構想だ。
 

とりあえずもう個人的には小沢一郎に期待するしかないか、と思ってます(以下敬称略)。



民主党ってのは早い話が、社会党を母体にした政党です。一応は旧社会党が分裂して半分が民主党に合流、半分が社民党として残ったという歴史になってはいるんですが、支持母体の連合や日教組を社会党から丸々引き継いでいる点で、民主党は旧社会党の実質的な後継政党と見るべきかなと。民主党の整合性を欠く政策案や、どう考えても時代遅れでお前それが「革新的」だったのは何年前の話だよっていう政策案は、そういう事情によるものです。数で言えば旧社会党勢力と保守勢力(多くは自民党出身)が半々でも、支持母体の意向に逆らえないっていう。

そんな中で民主党が現在曲がりなりにも指示を得、有利な選挙活動を継続できているのは多分小沢一郎によるものです。僕は彼自身はあんまり好きではないですが、「剛腕」と呼ばれた政治手法は素直にすげーなーと思います。小沢一郎がぶれているように見えたり、イデオロギーがないように見えるのは、最優先事項が「権力を握ること」だからでしょう。民主党に合流したのもそういうことでしょうし、民主党での政策がいちいち支持母体の顔色をうかがうものであるのもそういうことかと。

でも結局小沢一郎は小沢一郎で、政治主張は恐らく自民党時代と変わっていないんじゃないかと。角栄、金丸、竹下にたたき込まれた思想はそう簡単にかわらんのじゃないかな。今でも時折本音が漏れて議論になったり、議決を欠席したりしてます。まぁ今は党内のコンセンサスが第一だから仕方がないか。でもこれが議員の大量当選(しかも大部分は追い風に乗って当選した候補で、イデオロギーは当選後に作るような人たち)で薄まって来ると、小沢一郎が自由に使える駒が増えるって事でもあるし、選挙さえ終わっちゃえばそれほど気にしなくていいわけだから、ある程度剛腕を発揮してくるんじゃないかと。


そんなわけで現在の民主党の政策はもうね、明らかに支持母体にシッポ振りまくってるけど、小沢一郎さえ頑張ってくれれば風向きは変わるかもなぁと思ってます。もうそれしかないってだけなんですけど。

ただ…小沢は心臓が悪いんでねぇ。。万一体調崩して長期間離脱とかいうことになると、名実共に鳩山がトップと言うことになるわけで…ああ、寒気が。ご自愛下さいませ。



追記: 2009/09/05

小沢の他はクズが確定しているという意味合いで、「希望は小沢」と書いたんだけども…ちょっと希望持ちすぎたかもなぁ。今はまだ船出の段階だからかも知れないけど、言ってること結構酷いよね。政権移行チームが乱立したり、党内を抑え切れてないような状況でなおかつ政策の衝突が目に見えてる社民党、国民新党と連立とか…なんか微妙。

やっぱこりゃだめだなぁ。いやもうほんと、なんでこんなのに投票したのよ。みんな。