カーテンから漏れる、室内のテレビの光がどうも苦手です。
まぁ、20歳くらいのしょうもない話なんですけど。

当時僕には片思いの女の子がいて、夜小腹が空いたときなどコンビニに行くときにはその子の家の近くを通ることになっていました。まぁ遠回りして避けても行けるんですけど、その時は真冬で寒かったしなるべく早く行こうと思うとそういうルートになったんです。通りたかったという気持ちもあったでしょうけれど。

季節は冬、多分2月頃で、ちょうど長野オリンピックをテレビで絶賛放送中でした。1998年だったのかな?女の子のアパートの前には当時付き合っていた彼氏(友人でしたが)の原付きが止めてあり(それが避けたかった理由でもあります)、その3ヶ月前くらいに振られてもいたのでどうということもなかったんですが、とにかくそうなんだと思ってコンビニに行きました。ビールかウィスキーか何か買ったような。よく覚えてませんけど。

で、帰り道に若干避け気味に帰ったときに線路を挟んで向こう側の彼女の部屋が目に入り、カーテンから青い光が漏れているのが見えました。普段テレビを見ているとなかなか気づきませんが、テレビの明かりってのは意外に色を変えて動きのあるものなので、カーテンを通して「テレビの色」がよく解るもんなんです。ゲームだったら、頻繁に暗転するとかね。

その時は、ああなんか見ているんだなぁとだけ思ってそのまま家に帰りました。部屋に戻ってビールを開け、テレビを付けると、ちょうどフィギュアスケートの放送をやっていて、それが確かに真っ青だったんです。リンクの周りを取り囲むベースの色が青だったからかも知れません。ああ、これを見ていたんだなと。そうわかった時になぜだかもの凄く落ち込んで、なんとも言えない気分になったのでした。別に今さら落ち込むようなことでもなかったのになぁ。

今となってはその女の子も、付き合っていた友人もそれぞれ別の人と結婚し、自分も彼女と一緒に暮らしているわけで、それぞれに対して何か思うことがあるわけではありませんが(友人とは彼がその子と付き合ってる期間も、もちろん今も、良い友達です。ホントに良いヤツなので)、ただあのカーテンから漏れてくる光だけは今でも何となく苦手なままです。何か変な話なんですけどね。