都議選の「民主党勝利」で解散が加速するんだそうな

東京都議会選挙の結果、民主党が東京都議会の第1党になったそうです。

NHK 2009都議選 開票結果

まぁ正直言うと( ´_ゝ`)フーンて感じですけど、それが首都東京に住む人々の現在の選択と言うことでしょうし、現実的に小さくはないですねぇ。一応、日本国民の1割以上は東京にいるんだし。

でもって、その民主党勝利という結果を持ってして近日中の解散を!という声が高まり(野党とマスコミの間で)、自民党の中ではいやその前に麻生を辞めさせろとかそういういわゆる政局になっているわけでして、多分ワクワクしてるおっさんとか稼ぎ時のおっさんとかいるんだろうなぁとか思うわけですがそれ以上に心配なのがやっぱりねー民主党が勝っちゃうんだろうなーっていう。


ニコ厨だからといって全員が麻生支持なわけではないんですよ。まぁ別に麻生には良しも悪しもないですけど(外交、経済は得意だけど内政はダメっていう印象)、ただ自民党がどれだけアホでも民主党よりかはずっとマシだと思うんですよね。


よくブログの言論で見かけるのは、とりあえず変えないとダメなんだ的な何か。

社会党の時と日本新党の時も言ってた気がするので、おそらく痴呆症か何かだと思うんですけれども、結局ね、非自民を選択しただけでは上手くいかないんですよ。バカの一つ覚えみたいに、それでも保守に凝り固まって今のままでいるよりはマシとか言ってる人見かけますけど、国政の選択基準は「今と違うこと」じゃないと思うんですけどね。選挙ゲームに熱中するあまり事の本質を見落としてます。仮に、民主党が素晴らしかったとしても、そんなことを選択の根拠にすべきじゃないんです。当たり前だよね。



問題は、「何をするつもりか」と、「何ができるか」でしょう。


前者で全てことが片付くなら、幸福実現党だって良いわけです。ありえんけど。後者を加味して考えたとき、現実味がなかったり実際の現実味の部分は隠していたりするわけです。消費税とか。上げずに済むわけ無いと思うんですけどね。

まぁそれが野党の特権だと言えばそりゃそうなんだけど、逆に言えば与党の特権は実績があることなんですよ。野党が政権取ったらまず、国の動かし方を勉強するところから始まるんだーっていう。それは社会党や日本新党が政権取ったときに痛いほどわかったと思うんですけどのど元過ぎればっていう話なのか。まぁ当時の社会党に比べれば、全然準備してる方だとは思いますが、それにしても主張の中身は…


なんていうかね。今そんなこと言って遊んでる場合じゃないでしょ、つー話なんですよ。不景気で割り食ってる人とかは自民が負けることでカタルシスを得るだろうし、我々を支持母体とする政党が第1党に!とか言って連合とかワクテカしてるんでしょうけど、マジでそんなゲームやってる場合じゃないんですよ。ここ1年間ずっと政局で煽り続けたことですら既に相当無駄だって言うのにねぇ。

公明党にキャスティングボード握らせるのも相当不本意ではあるんですけど、なんかなぁ。単独過半数を自民党、民主党どちらも取れない形での、天下三分の計みたくならないかなぁ。自民、民主双方とも公約にはだいぶ隙がある上に公約守らなくてもどこ吹く風だと思うので、その辺どっかで誰かなんかしないと大変なことになると思うのだけどねぇ。



なにはともあれ、選挙になったら多分民主党が勝つんでしょう。テレビや新聞を超えて国民に何かを主張できるメディアなんかないし、みんなテレビや新聞に書かれていることをかなりの割合で信じるし、「民主党が勝つよ」と言われれば、「そうだよねー」と思うんでしょう。んで、政権取った民主党はアホみたいな政策一杯通すんだと思います。鬱だなぁ。立法も行政もなかなか巻き戻しって簡単じゃないですからねぇ…