きっかけはこの辺。

2009年に入ってからセカンドライフ日本人町から企業関連のシム、個人運営のシムがどんどん撤退して行ってます。その他筆者も色々と否定的な動きの話も聞いていますが、果たしてセカンドライフは日本では、永遠に定着しないのでしょうか?
 


上記記事に僕が付けたはてブはこちら。

konaze konaze ポジショントーク乙。多分ずっとこのまま、一部の好き者向けのサービスおよびコンサル的な商材として生き残っていくことでしょう。セグウェイみたいなもんじゃないの。
一時期散々騒いでいたセカンドライフ界隈がだいぶ大人しくなってせいせいしている今日この頃ですが、未だに何であんなに騒いでる人がいたのか全くわからない。先進…性?複雑になって無目的になったMMOであり(それも極端なアイテム課金型)、Web自体が既に半ば達成しつつある「日常と乖離した仮想空間」を3D技術を使って焼き直しただけのことであり、新しい社会を築こうとしたおかげでそこへの参加コスト(スペック的、心理的、もちろん金銭的)が上がってしまって、物珍しさが去った後には訴求力が残らなかった…ただそれだけだったんじゃないんだろうか。冒頭のエントリでは「復活」とか書かれてるけど、国内において一般ユーザーの間で流行していたことなんかない。せいぜいマイナーMMOレベルの話。流行していたのは広告代理店とその周りの業者とクライアントだけの話で、そういうお金の動きだけを見て「流行していた」と思える感覚が寒くて、作った流行が流行らなかったことを認識できないのにCGMとか言えるその矛盾に気づけない人間がお粗末なわけだけど、まぁ携わった人たちだって本当の本当はそんなことに気づけないほど馬鹿なわけはないので、多分今セカンドライフの未来について肯定的に言及できる人ってのは大概はポジショントークだよねっていう話。半ば失敗したけどまだ希望を捨て切れてないって言う。だからせめて空気感だけは盛り上げておきたいって言う。本当にご苦労なことです。


まぁ今後も同じ「セカンドライフ」という枠では流行することはないでしょう。なんつーかアバターを3Dにしただけで「仮想空間」とか中途半端すぎて笑えるし(もっとビジュアル的に没入できるようなものを作ってくれたら大金はたいてでも環境整えるけどね)、ゲーム性を求めるんであれば2DでもMMORPGでもそれこそ本当にただWebで十分なわけで、今のまま大流行なんていう夢は現実的にはないと思われ。ただ、同じようなことをする企業が今後現れないだろうな(何でかってセカンドライフが失敗したからさ!)っていう意味で、セカンドライフを薦める人たちが今もすがっている「先進性」とか「独自性」ってものは今後も残り続けるだろうし、結果としてそこにフロンティアを感じる人も一定数いて、そういう人向けの商材として今後も廃れることなく定期的に盛り上げようぜ的なムーブメントが起きて続いていくんだろうなとおもふ。

で、これが何かと似てるなー何だろうなーって考えたら、そうそうセグウェイだったってわけ。セグウェイも登場時にはどこにもない乗り物で画期的ってもてはやされて、確かに今までにない乗り物だったんだけど見た目の気軽さ(中身は気軽ではないんだけども)に比べて単価が高かったのと、日本国内では道交法上私有地内でしか乗れないわけで気軽に買って乗れるもんじゃなかったってことで、結局は何か新しい物はないかっていう企業向けに売られてるだけなんだよね。公園内、倉庫内なんかでは確かに有用だろうなーとは思う。歩けばいいじゃんっていう規模ではないしね。でもまぁ結局似たようなもんで企業向けにちょろっと売れたくらいで儲けられるわけもなくて、評価する声ほどは社会的に見て価値がない(技術的には十分な価値があるとは思う)にもかかわらず、定期的にセグウェイは実は凄いんだぜ的なニュースが出るところが似てる。セグウェイはそれでもう7年半もやってる[*1]んですよ。凄いね。


身も蓋もない言い方すると完璧にバーチャルなサービスが出るまでは「仮想空間」と銘打ったサービスなんざいらねーんじゃねって気がします。はい。視覚や触覚ではなく意識レベルで仮想な世界であれば、繰り返しになるけどもうね、Web上にアホほどありますから。仮想であることだけを売りにしてサービスするのはちょっとね、時代に遅れるのもその辺にしておきなさいね、って感じです。いやマジで。


*1) ただし、セグウェイは海外特にアメリカでは広く受け入れられているので、日本で売れていないからといって世界で評価されていないということではない。よって、空気感だけで7年半食いつないでるわけでももちろん無い。ていうか、乗りたい。