「mixiにプライベートなことを書かれる」と言うことの特殊性

僕はそのつもりはなく、個人的に少し悩んでるという意味合いだったのだけど「ブログはいいけど(*1)mixiにネガティブなプライベートごとを書くのは止めて」と言われた。もちろん何か誤解を生むようなことを書かれるのが嫌、というのはあるのだけれども、それ以上にmixiという他者との距離が近い場所にそれを残されるのが気になるらしい。んー確かに解る気がする。


僕としては誰のせいだとかそういうことを言いたいわけじゃなくて、良きにせよ悪きにせよ、誰かと何かをしていくのは大変だよね(でも頑張るよ)くらいの意味合いで、それほどネガティヴなつもりではなかったから、そういうつもりではなかったんだと申し開きをしたのだけどそれは当然のことながら的外れで、誰かが確実に見ている(場合によっては周りの友達の誰もが確実に見ている、そして彼らは原因を邪推できるだけの情報がある)ような場所が気になるんだと。完璧僕自身だけのことであれば別だけど、確かにそれはなーそもそもが僕がmixiプレミアムを解約して日記としての更新をしなくなったのもその辺だしな。常に他人の目を気にしながらコミュニケーションを図っていくのは結構しんどい。そういうのが気にならない人もいるだろうけど、僕は気になる。

昨日くらいに友達が「酔って恥ずかしい日記を書いた」「ごめんなさい」とmixiで書いていて、何を書いたんだろうと思って見に行ったら、僕がいつもここで書いてる文章よりだいぶマシな日記でおいおいコレのどこが汚い文章なんだと思ったんだけど、どうやら何つーかそういう1人語りでみんなどん引き、コメント付かない日記は悪らしい。そんなアホな。悪は言い過ぎだとしても、みんなコメントを残そうとうずうずしていて、自分の日記にもコメントが欲しくてワクテカしてて、「ねぇみんなどう?これ!」みたいなことなんだろうか。だからその期待を満たせないのは微妙だって言うことなのか。そういう意味で言うと、非コミュを自称してmixiやってる人たちよりも僕はコミュニケーション能力がないってことになるんだけど、能力の有る無しって言うかそこまで望んでないんだよなぁ。昔からコメントしづらいっていう評価は変わらないしね(笑)


まぁ、ブログにせよmixiにせよ、断りも無しに他人(それも大事な人)のことを書くのは確かにどうかなと思う。もちろんネタにされて笑ってる人もいれば、その分他で元とるような逞しい人もいるわけだけど、そういうのは人によりけりなので事前に何らかの話が必要だね。一挙手一投足、一言一句漏らさず「あ、コレブログ(日記)に書かれるかも」とか思って話をするのは相当にしんどいと思うし、別にそういう人にはなりたくない(他の全ての時間を投げ打ってブログ書くとかも僕は別に全然尊敬しない)。

で、それとはまた違ったところで、mixiのあの粘っこい距離感って何なんだろうと思う。はてなとか2ちゃんねるとかTwitterとか、馴れ合い、内輪と揶揄されるようなサービスはたくさんあるけどそういうのとはまたちょっと違って、それはリアルでの繋がりも含むからかもしれないけど、なんだかこうより一層窮屈な感じを受けてしまう。大体いつも、集団の外縁部にいるのが好きな僕としてはやっぱりああいう空気感に馴染めない。一人一人は本当に好きな友達が多いのに、ああいう枠の中で集団として接するとそういう感覚になってしまうのが不思議だ。


脚注

  1. どちらかというと嫌だけど、ブログはあなたの物で何を書こうと求められないから仕方がないくらいの意味合いっぽい。それはそれで怖いんだけども[*2]。
  2. 違った。ブログでは好きに書いてほしいから「こうしてほしい」ってのは何にもないんだけど、やっぱりmixiだけは誰が見てるかわかるから嫌、とのことでした。そうかそうか。失礼しました。訂正します。