前回の続き。


利用規約違反でかなりの数の動画が削除されちゃったみたいなんだけど、
まぁそれは行為の一般的な善し悪しとは別に、利用規約に明記されてるんだから仕方ないね。
例え、タグで誘導するとか悪質なことをしてたんじゃないにしてもね。
「公共機関/企業/ブランド」あたりにチャンネル持ってPRしたらいいんじゃないかな。
しかしまぁ、こんな酷いことやってる人がいましたよ!ニコニコ動画を食い物にするなんて!
なんていうニコ厨丸出しの中二嫌儲エントリを書いても仕方がないので(そんな気もない)、
とりあえずYouTubeの利用規約がどうなっているかを参考までに載せてみましょう。
なかなか興味深いです。


商用利用を目的とした動画投稿に関する部分を抜粋します。

  1. ウェブサイトの一般的利用--許可及び制限事項

    D. お客様は、YouTube Embeddable Playerを含む本ウェブサイトを、YouTubeの事前の書面による承諾なく、いかなる商業目的にも利用しないことに合意します。禁止される利用には、YouTubeの明示的な同意なく以下のいずれかの行為を行うことを含みます。
    • 本ウェブサイト又は関連サービス(例えばEmbeddable Player)に対するアクセスの他のウェブサイトへの転売
    • 広告収入又は視聴料金収入を得ることを主目的とする本ウェブサイト又は関連サービス(例えばEmbeddable Player)の利用
    • YouTubeウェブサイトまたは第三者のウェブサイト上での、特定の本ユーザー投稿または本コンテンツをターゲットとする広告の販売
    • 本ウェブサイト又は関連サービス(例えばEmbeddable Player)のYouTube、本コンテンツ又は本ユーザー投稿と競合する又は市場でこれに取って代わる効果のあるYouTubeのリソース又は本ユーザー投稿の利用であると、YouTubeがその単独の裁量により判断する利用(禁止される商用利用に関する情報については、ヘルプセンター(http://help.youtube.com/support/youtube/bin/answer.py?answer=71011)もご覧ください)
    E. 禁止される商業利用には、以下は含まないものとします。
    • オリジナルの動画をYouTubeにアップロードすること、自己の事業又は芸術的活 動を促進するためにYouTube上にオリジナルのチャンネルを維持すること
    • Embeddable Playerを広告が掲載されているブログやウェブサイト上でYouTubeの動画を再生するために利用すること。ただしEmbeddable Playerを利用する主たる目的が広告収入を得ること又はYouTubeと競合することではないことを条件とします。
    • YouTubeが書面により明示的に承認した利用
    (何が禁止される商用利用に該当するかについては、ヘルプセンター(http://help.youtube.com/support/youtube/bin/answer.py?answer=71011)もご覧ください。)


要約すると、基本的に商業目的に利用することは認めない。
ただしYouTube上にオリジナル動画をアップし自己の事業の活動を促進するために
利用する(つまり早い話が宣伝ですね)のであれば認める。って感じですかね。

つまりYouTubeでは、自社製品をPRするための動画置き場として利用することも、
利用規約上認められてるってことです。しかも無料。
ニコニコ動画が、サービスを利用した宣伝を禁止しているのに比べると、
かなり方針が違いますね。



これは両者の資本の違いもあるだろうし、
YouTubeの二番煎じ作っても仕方がないってところもあるでしょう。
ニコニコ動画にしてみれば、まずリソースありきではなくて、
サービスありきでユーザを集めたいというところがあるような気がします。

結局、HDDの総容量やサーバーの台数で勝負しても、
現実問題として勝ち目がないっていうところもありますしね。

リターンが得られずにリソースだけ与えるくらいなら、
フリーライドは除外しながら動画の精度をあげてリソースを節約しつつ、
その精度を基礎としてコアなユーザ群を作り上げ、それを売りにしながら、
ターゲットを絞った形で商用のリターンを得ていこうってことなのかも。
ある意味で、物量作戦(とにかく有象無象のユーザを集めることが最優先)のYouTubeとは、
まったく違ったアプローチなんだろうなぁと。
(ニコニコ動画自体もインフラのフリーライドかもしれないけど、今は論じないということで)



ニコニコ動画が最終的に黒字まで持って行けるかはわからないけど、
(月に1億利益上げるって、相当大変だと思うんだけど…)
シェア1位とは異なったアプローチでどこまで行けるのか、興味深く見守りたいと思います。