よく、記憶力が良いね、と言われます。

まぁ実際の話、たいしたことを記憶してるわけじゃなくて、
中学時代の恥ずかしいエピソードとかそんなのなんだけど、
正直に言っちゃうと、まー…覚えてるっていうほどでもなかったりとか。
僕が記憶力を発揮するためのただ1つの方法はと言うと、これ。


0. 記憶しない。


いやもうホントそれに尽きます。

昔のことなんか覚えてないや…という人に限って、あんまり覚える気もないんだけど、
僕はなんつーか、殆ど脅迫観念的に、良い思い出も悪い思い出も抱えていたいタチでしてね。

でもだからと言ってそんなことは不可能であることも知ってるので、
結果としてはすべてを自分以外の何かに記憶させる、という手段を取ります。

それはたとえば、写真であったり、ビデオであったり、ノートであったり、ブログであったり、
ある場面に立ち会ったときや何かを思い出した場面で、
それを記録したり、書き留めたりしておく。
それによって覚えることは、たとえば『古い記憶を辿るにはノートを見返す』ということ1つだけになる。
記憶のパッケージングというか。



図解するなら、こんな感じ。


たくさんある覚えなくちゃいけないことを…



こんな感じの構造としてとらえる。




たくさんのことを覚える記憶力ではなく、
記憶を引き出すためのプロセスだけを覚える記憶力。

記憶する構造をなるべくシンプルにし、具体的な情報はオンデマンドで。
もちろん、繰り返し使用する記憶(パンの焼き方、とか)はキャッシュしておく必要があるけど、
人間ってのは優秀なもんでその辺は自動的にやってくれます。

だから僕らは、キャッシュの対象にならないような記憶たちの扱いについてだけ、
気を遣えばいいってこと。



で、実際に写真なりブログなりに“メモ”していくようになると、
今度は記憶することとは別のコツが必要になってきます。

つまり、整理術。


自分で後から見返しやすく分類するにはいろんな方法があるでしょうけど、
ノートなら、時系列できちんと書くとか、用途によってノート自体を変えるとか。
写真なら、Flickrにアップしてタグを付けておく、セットにまとめておくとか。
(セット自体を大きな括りにまとめることも出来るしね)
ブログなら、カテゴリ分けとか、タグ付けとか、まとめエントリを作るとか。

それぞれ自分の性格や生活スタイルにあったモノを選べばいいと思うけど、
大事なことは、『記憶のための技術が、いつの間にか整理術にすり替わっている』という点。

この2つの技術の間には大きな違いがあって、
『記憶力』というと、努力ではいかんともしがたい個体差のある能力のように思われるけど、
『整理術』というと、コツと努力で何とかなりそうじゃない?



本当に頭脳を効率的に使ってすべてを記憶していくとなると、
記憶を屋根裏部屋にたとえたシャーロック・ホームズじゃないけど、
本当に記憶の取捨選択や、順序よく覚えるやり方が必要になってくるのかもしれないけど、
正直、そんなに簡単なことじゃないですよね。

どうせ難しくて限界があるんなら、データそのものは外部に出してしまって、
僕らはそのリファレンスだけ持っておけばいいよね、
そんで必要なときに参照できるようにしておけばいいよね、と思う。



昔のことを覚えて無くても全然平気、残念でもないって言う人は多いみたいなので、
(少なくとも僕の知り合いの女性には多いっぽい)
そういう人は特に考えることはないと思うんだけど、
もし僕みたいになるべくどこかで覚えていたいと思う人は、
記憶に蓄積されているモノが削除されてしまう前に、
バックアップ取っておいた方が良いですよ、と。。