相手に預けてしまう感覚。


相手が年上の女の人だったり、経験豊富な人だったりしたとき、
その人に合わせて頑張ってみるって言うのも大事なことなんですけど、
でもそういう場合得てして、要らぬ強がりや頑張りをしてしまいがち。

どっちかって言うと僕は多分、プライドが高くて、それ故に
出来ない自分を責めてたとかそんな感じの(ちょっと中二病的な)とこがあったんですけど。
年を取るにつれて、少なくとも状況が冒頭のようなとき、
相手には敵わないことを自分の中で受け入れて、
自分の本音に近い部分をさらして下駄を預けちゃう…ってのが、
出来るようになってきました。なんとなく。


もちろん、下駄にも限りがあるんであまりに預け過ぎちゃうのは問題(何の話だ)で、
それはただ相手に甘えてるだけなんだけど、
なんつかなーカウンター主体の戦法っていうかね。
相手の方が戦力として勝っていて、場をコントロールしようとするこちらの戦略を、
その度に豊富な引き出しでひっくり返してくる…っていうことあるよね。
まー大体、女の子と話してるときだけど。

そういうとき、男ってのは本質的にかっこつけたいから、
ついムキになって相手を上回ろうとしてしまう気がするんだけど、
結果として面白いことにはあんまりならない。

それなら、OKだ、と。
話の主導権を相手に渡してしまって、それについては争うのを止めて、
自分の意見を晒してさあ叩いてくれ(Mじゃないよ)。
こっちが何か言うたびにカウンターでこられると勝負にならないけど、
相手の出方でこっちがリアクション取るようにすれば、
コミュニケーション上の勝負では負けても、中身では悪くて引き分けに持ち込めるっていう。
案外、中身で負けても、こっちが茶々入れないで任せた方が、
結果面白いものが出てきたりもするしね。


長いものに巻かれる弱者の戦法と言えばそうなのかもしれないけど、
なんつかねー局所的に負けても、俯瞰で見て結果が良い方に向かってれば、
まーWIN-WINだよね、みたいな。

少しはそういう考え方も出来るようになってきた気がします。はい。