焦点をぼかすのが上策かなぁ?


ただいま、河原町通りを在日朝鮮人の団体がデモ行進中です。
デモの是非はともかく、うるさくて仕事に集中できないのでもう少し気を遣ってください。
感情的になるのは分かるけども。
(まぁまさに書いてる今は休憩&昼飯中だけど)


このデモで言ってる、京都府警の不当捜査ってのは多分これのこと。

在日本朝鮮京都府三丹商工会の職員らが法人税脱税で逮捕された事件で、京都府警外事課などは21日、税理士法違反の疑いで、同商工会元職員南道純容疑者(38)=法人税法違反罪で起訴=を再逮捕、同商工会副部長金※章容疑者(29)=舞鶴市余部下=を逮捕した。また、同商工会や在日本朝鮮京都府商工会など約10カ所を家宅捜索した。(※=木ヘンに貞)

 調べでは、南容疑者らは税理士の資格がないのに、2005年4月中旬から07年7月ごろまでの間、舞鶴市にある建設会社など同商工会の会員企業10社の法人税や所得税の確定申告書などを作成した疑い。

 調べに対し、2人とも容疑を否認しているという。

 南容疑者は、福知山市の不動産会社などの法人税約7000万円を脱税したとして、昨年11月に京都地検に逮捕された。
 

脱税はともかくとして、ニュース内で触れられている、

法人税や所得税の確定申告書などを作成

については違法ではないという主張もあるみたいで、
確かに確定申告書を作るだけなら誰でも出来るんだろうなーとは思う。
この時事通信の記者が、正しく府警の発表を伝えてるんだとすれば。

所得税(確定申告書等作成コーナー)|申告・納税手続|国税庁


んで、この件について是非を議論するつもりはなくて。
疑問に思ったのは、デモの人たちの主張の方向性。


歴史的事情から、在日朝鮮人の人たちが弾圧に敏感なのは分かるけども。
(差別された歴史としても、既得権益を守るという視点でも)
今回の件が本当に、家宅捜査のために不当に確定申告の件で逮捕されたとするなら、
民族/国籍関係なく不当なわけなので、声高に民族を主張する必要はないのではないかと。

在日朝鮮人の人たちはそうやって、常に自分を確認していたいのかもしれないけど、
日本人から見ると、例えばこの件でそこに焦点を当てられると、正直、賛成も反対もしかねる。
人によっては主張だけで反射的に不快感を表に出す人もいると思うけど、そうでなくても、
何が問題になっているのかが全く見えてこなくて、ああいつものってなってしまう。


もし主張が正しければ、デモの主張も間違いなく正当なのに、
そういう焦点で主張を繰り返すと、この問題の焦点がぼけてしまう。
逮捕された人たちの、少なくとも確定申告書の作成を指導する…という部分について、
救うことが出来るだろうか?
なんかもう、問題解決とかどうでも良いよと言うことなんだろうか。


この不当に(未確定)逮捕された人たちには悪いけど…
結局それはどうでも良くて、ただデモがしたかったんじゃないのか?とか。

まぁ、そうだろうね。政治的な話なんでね。
それを改めて書くのも野暮ってもんだろうね。

せめてもう少し、この事件ベースで主張をしてくれると、
日本人の僕でも考えることが出来るんだけどな、と思う。
結果、賛成するか反対するかは別にしても。



そんなことを思ってしまう。